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【声優の履歴書】第52回 『パーマン』須羽ミツ夫・パーマン1号を演じた三輪勝恵

 声のお仕事である『声優』。顔の見えない裏方のお仕事でありながら、近年はアイドルとの垣根がなくなって来ており、バラエティー番組や、歌番組などに出演することも珍しくなく、注目度が増している職業である。そんな人気声優をフィーチャーするこの連載。第52回目としてお届けするのは、三輪勝恵。

 幼い頃よりNHK東京放送児童劇団で子役として活躍しており、NHK総合テレビで放送されていた人形劇人形劇『ブーフーウー』のフー役を演じていたこともある。その後は国語の教師を目指すも、國學院大學在学中に出身中学で教育実習をした際に生徒に呼び捨てにされるなどのショックを受け教職を断念。声優の道に進んだ。

 1967年に、藤子・F・不二雄・原作の『パーマン』で、主人公の須羽ミツ夫・パーマン1号を演じ、その後1980年、1983年と3度に渡りTVアニメ化しており、同役を全て三輪が演じている。なお、OPテーマ「きてよパーマン」も三輪が歌っている。1980年にも、藤子不二雄A『怪物くん(テレビ朝日版)』市川ヒロシ役、1985年『オバケのQ太郎(テレビ朝日版)』大原正太役を演じるなど、藤子作品のと縁が深い。

 1969年には、手塚治虫・原案『ワンダー君の初夢旅行』のワンダー君役、1974年のTVアニメ『カリメロ』カリメロ役を演じるなど主人公を担当することも多い。1998年『遊☆戯☆王 (アニメ第1作)』海馬モクバ役など、既述したようにそのキュートな声で、親しみやすい、どこにでもいるような少年を多く演じているが、1981年『じゃりン子チエ』平山ヒラメ役、1982年『あさりちゃん』浜野あさり役などの元気な少女、『魔境伝説アクロバンチ』蘭堂ミキ役などの大人の女性も演じる。最近は、2009年『怪談レストラン』ゼンマイばーさん役、2013年ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』エンヤ婆など老婆を演じる機会も多くなってきており、役の幅は広い。

 CMでも多数出演しており、ナレーションも担当する他、「東京靴流通センター」のマックス犬など、動物を演じることもある。

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