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愛娘にまで反映させた信条、さんまが見せるネーミングのセンス

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明石家さんま

 63歳になった今なお、現役バリバリの明石家さんま。55歳のときには、「還暦で引退」を公言したが、爆笑問題の太田光が、「それをやったらカッコよすぎる。もっと落ちぶれたところ、落ちていくところを見させてくれ」と“待った”をかけたことによって、自身にリミットを設けることをやめた。

 さんまといえば、関西のピン芸人が全国区のテレビタレントとして、主演俳優として大成した第一人者。芸人としては『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系/81年〜89年)、役者としては『男女7人夏物語』(TBS系/86年)をメガヒットさせて、伝説の大人気番組にしている。

 ネーミングの天才というべく才覚も発揮している。有名なのは、前妻で女優の大竹しのぶとの間にもうけたタレント・IMALUだ。この由来は、実にさんまらしい。

 「“生きてるだけで丸儲け”です。諸説はさまざまありますが、幼少期に実母と死別、83年に義弟を火事によって亡くしています。命の尊さを強く感じているため、信条が“生(I)きてるだけで丸(MARU)儲け”。かねてから、我が子につけたい名前だったそうです」(スポーツ新聞の芸能記者)

 大竹とは、“男女7人”のドラマシリーズ、映画『いこかもどろか』の共演を機に交際、結婚。92年、およそ4年の結婚生活にピリオドを打った。離婚会見に1人で応じたさんまは、額に「×」と小さく書いた。これを「バツイチ」と読むと、みずから説明。のちに、最初の離婚=バツイチが普及して、今ではポピュラーな造語となっている。

 「SEX」を「H」(エッチ)と言い換えたのも、さんまである。コンプライアンスが存在しなかった時代、性交渉が地上波でもイヤらしく聴こえない表現として、「エッチをする」と言ってみせたのだ。

 さらに、“第二のさかなクン”として今年露出が増えたフィッシュヒーラーでタレントの鈴木香里武。彼の本名の名付け親は、さんまである。父はさんまを古くから知るTBSの元プロデューサーで、母は元女優(現在は作詞家)。2人が結婚して、新婚旅行で訪れた先がカリブ海。元プロデューサーから「長男の名前をつけてほしい」と頼まれたさんまが、「香里武」を「カリブ」と読ませるよう付けたのだ。香里武とさんまは、9月4日に放映された『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で共演している。

 まさに、ひょうきんな由来のオンパレードだが、冷静に考えれば当の「さんま」も滑稽な芸名だ。これは、師匠の2代目笑福亭松之助がつけたもの。弟子入りしたころは「笑福亭さんま」だったが、のちに現在の形に改名した。実父の実家が水産加工業をやっていたことが由来である。

 さんまの笑いの嗅覚は、一生頭が上がらない松之助師匠にあるようで……。
(伊藤雅奈子)

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