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AKB48 篠田麻里子が卒業 キャプテンには横山由依を指名

 アイドルグループ、AKB48の「2013真夏のドームツアー〜まだまだ、やらなきゃいけないことがある〜」の福岡公演2日目、先月行われた総選挙の挨拶で卒業することを発表した篠田麻里子のAKB48としてのラストステージが行われた。

 ダンサーを従えた激しいダンスパフォーマンスによる、篠田のソロ曲「プラスティックの唇」での幕開けとなり、MCコーナーでは、「初めてAKB48として『大声ダイヤモンド』に参加して緊張していた時、マリコ様が最初に声を掛けてくれた」(松井珠理奈)、「満員電車に乗って一緒に通っていたことも」(板野友美)、「チームAをどうしていくかでケンカした」(高橋みなみ)など、メンバーが篠田との思い出を語る一幕があった。

 コンサート中盤で歌われた「帰郷」では、“まりぱんだ”がデザインされたバルーンに乗って篠田が浮遊。ファンに手を振り挨拶をしながら、ドーム内を一周した。アンコールでは、篠田の為に書きおこされた卒業ソング「涙のせいじゃない」を、長い時間を共に過ごして来たメンバーたちと一緒に歌唱。曲が進むにつれ感情が溢れ出し、最後には嗚咽で声を詰まらせる場面も。

 そして、劇場前でのチラシ配り、劇場で必死にフリを覚える様子、初めてのステージパフォーマンス、じゃんけん大会優勝…など、AKB48として歩んできた7年半の歴史を振り返る映像が次々に映し出された後、篠田がステージに登場。会場を包んだマリココールに瞳を潤ませながら、ファンにお別れと感謝の気持ちを伝え、自身がつとめていたチームAのキャプテンの後任に、9期生の横山由依を指名した。

 最後は涙から一転、笑顔でメンバーと握手や抱擁をしながら「上からマリコ」をパフォーマンスし、「ありがとうございました。これからもAKB48グループの応援をよろしくお願いします」と深々と頭を下げ、メンバーとファンが見守る中ステージから静かに去って行きました。

●篠田麻里子のコメント

 自分で決めたことなのに、みんなと楽しい時間を過ごしていたら、まだこの場所にいたいと思ってしまいました。私は私らしく卒業したいと思います。後に続く後輩たちにどうバトンタッチをするかが重要なので、みんなの目標になれるよう頑張ります。

 AKB48は、まだまだ上を目指せる最高のアイドルグループです。私はチームAのキャプテンとして私の想いを継承してもらうため、私から次期キャプテンを指名させていただきたいと思います。チームA新キャプテンは、横山由依。由依なら出来る。

 私は本当に幸せでした。私を生んでくれた両親、支えてくれた家族、友達、そしてメンバー、スタッフ、そして私を7年半育ててくれたファンの皆さん、本当にありがとうございました。私は生まれ変わっても、AKB48を選びます。

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