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函館スプリントS(GIII、札幌芝1200メートル、5日) アーバンストリート ベスト条件で末脚爆発

 末脚の破壊力はこのメンバーの中でもトップクラスといえるアーバンストリート。前走のCBC賞では5着に敗れはしたが、メンバー最速の上がり3F33秒1の切れ味で0秒2差まで迫った。

 「展開に左右される面はあるけど、終いは確実にいい脚を使ってくれる。前走でも勝ち馬とは内、外の差だけ。ここでも流れさえ向けば、突き抜ける力は十分にある」と植平助手は末脚勝負に自信をみなぎらせる。
 先週の25日に函館入り。わずか10日での出走となるが、気配の良さは目立っている。「もともと夏場は弱くて、いつもこの時期になるとバテてしまうが、函館は涼しいから馬は元気いっぱい。カイバもバリバリ食べている」と同助手。

 2月のシルクロードSでは強烈な末脚で初重賞制覇。今回はマヤノツルギを筆頭に先行馬が多数そろい、展開はおあつらえ向きになりそうだ。
 「右回りの千二メートルはベストの条件だし、札幌コースも問題ない。あとは前がどこまで引っ張ってくれるかだけだね」
 不完全燃焼で終わった近走のモヤモヤを、この北の大地で一気に晴らすはずだ。

 【最終追いVTR】先週の木曜に函館入りしたばかりだが、活気あふれる動き。5F64秒、上がり3F37秒2→13秒1(馬なり)と時計はまずまず。ラストまで余力残しだったが、動きは軽快で直線でも自らハミを取る気合乗りを見せた。

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