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横浜DeNAが村田の人的補償で“お騒がせ男”藤井を獲得! 中畑監督は使いこなせるのか?

 横浜DeNAは1月11日、FAで巨人に移籍した村田修一内野手の人的補償で、藤井秀悟投手(34)を獲得したことを発表した。横浜DeNAは駒不足の左の先発として期待している。

 藤井といえば、かつてはヤクルトの左のエースとして活躍し、2年目の01年には14勝を挙げ、最多勝も獲得したほどの選手。そんな実績がある藤井がプロテクトからもはずされていたというのはどうしたものか。

 藤井はヤクルト時代、“お騒がせ男”として名を馳せた。不倫騒動、サッカーW杯を観戦に行って風邪を引いて登板回避、交通事故、顔面付近の投球に怒ったタイロン・ウッズ(当時中日)に舌を出し殴られる、ヒーローインタビューで翌日の先発投手をばらす、母校・早大の選手に焼肉をおごりプロアマ規定に抵触、フリーアナウンサーとの車内キスを写真週刊誌に掲載される等々、グラウンド内外での騒動は数知れず。

 あまりの奇行ぶりに、面倒見きれなくなったヤクルトは07年オフに藤井を放出。日本ハムに移籍したが、2年間で10勝止まり。09年オフにはFA宣言したが、どこも引き取り手がなく、本人が巨人志望だったこともあり、巨人がやむなく引き取った経緯がある。

 移籍1年目の10年には7勝をマークしたが、11年シーズンはわずか1試合の登板に終わって、プロテクトからもはずされていた。

 ヤクルト時代には“巨人キラー”として鳴らし、01年には巨人から5勝、通算で13勝を挙げている。古巣の巨人戦に闘志を燃やす横浜DeNA・中畑清監督は、その実績に期待を寄せての獲得だ。

 巨人時代はさすがに気を遣ったのか、目立ったトラブルもなく、おとなしくしていた藤井だが、巨人ブランドからはずれることで、タガがはずれる懸念もある。藤井の2ケタ勝利は05年の10勝以来、6シーズンもない。横浜DeNAで復活できるかどうかは、中畑監督の手綱さばきにあると見ていいだろう。
(落合一郎)

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