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落書騒動から凋落の一途を辿る江角マキコ レギュラー番組完全消滅も時間の問題か?

 審査委員長のビートたけしが、独断と偏見で選ぶ『東京スポーツ映画大賞』の『話題賞』に選ばれた女優の江角マキコ(44)。しかし、授賞式へは欠席し、世間の風当たりは冷たくなるばかりだ。
 タレントで野球解説者の長嶋一茂(49)の新築豪邸の門や塀に、『アホ』、『バカ』、『バカ息子』と江角が書いたと騒ぎになった。小学校のママ友とのトラブルが原因と言われ「江角の担当マネージャーが勝手に書いた」と謝罪して一件落着したようにに見えたが、実は騒動は終わっていなかった。

 この“バカ息子”は、巨人の終身名誉監督である長嶋茂雄の息子の一茂を指していて、この騒動でイメージが落ちてしまった江角へのドラマのオファーは一切なくなった。そしてレギュラー番組はフジテレビ『バイキング』と、日本テレビ『ぐるぐるナインティナイン』の『ゴチになります』、TBS『私の何がイケないの?』のバラエティー番組だけが残った。しかし、その中のフジ『バイキング』への出演も、3月いっぱいでなくなるというのだ。
 「ご主人が勤務するフジテレビですから、ここだけは江角の降板はないと思われていた。視聴者からのブーイングも殺到したようだが、それでもフジは彼女をかばった。背景には、江角のギャラのダウンもあったからだという」(テレビ局関係者)

 ビートたけしが江角を話題賞に選んだのには理由がある。決して貶めるためではなさそうだ。
 「たけしさんが選んだ背景には『いつまでもくよくよせず、騒動を笑いにしちゃおう。したたかに生きるべき』という思いがあったんじゃないのかな」(映画賞関係者)

 受賞式に参加して、たけしにイジられ、笑いにされ、新しい江角を見せることが出来たら、騒動に一区切りがついていたかもしれない。路線変更した江角が話題になり、『バイキング』の降板も回避できた可能性もある。
 「江角を出演させている局には、いまでも視聴者からのクレームが入っているらしい。フジが降板させたら、一気にレギュラー番組がなくなる雪崩現象が起きるかもしれない。『マネージャーが勝手にやった』と処理したことの反発が大きかった。だから、いつまでも視聴者の心に残ってしまった。日テレとTBSは、いまのところ降板は考えていないようだけど、フジから消えたら時間の問題。新しく江角を使うところが出るとは思えない」(スポーツ紙記者)

 騒動の処理を間違えると視聴者から反感を買うのは、どの時代も同じ。寝室不倫が発覚したタレントの矢口真里、占い師騒動があった元オセロの中島知子、息子の窃盗未遂騒動のみのもんた。いずれも露出が極めて少なくなったままだ。
 江角も、ファンの男性とスキャンダルがあっても復活した指原莉乃や、父親の詐欺事件を切り抜けたローラのように、うまく立ち回るべきだった。

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