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平成の“吉永小百合”は、綾瀬はるかで決まり!

 「キューポラのある街」や「おはん」、「母べえ」などで知られる、日本を代表する女優・吉永小百合。ボランティアで原爆詩の朗読会を開き、反戦・反核運動をライフワークとしている。そしてある若い人気女優も、自身の出身地・広島市で65年前に起こった事実を高齢者の話を聞き、若者に伝えるという、“大仕事”を引き受けた。若い頃の吉永に良く似た雰囲気をもつこの女優の決心に拍手。

 GWのゆるい気分が抜けきらない今月の10日。TBSの深夜ニュース番組「NEWS23X」で、「次は綾瀬はるかさんのコーナーです!」と紹介され、綾瀬はるかが出てきた。ニュース番組に出るなんて新作映画がドラマの宣伝だろうかと思った。しかし、綾瀬のコーナーはエンタメではなく、存命の当事者たちに今年もやってくる、忌まわしい戦争の記憶を紡ぐ特別企画「綾瀬はるかがたどる戦争の記憶〜65年目の証言〜」だった。綾瀬が高齢化が進む原爆の語り部たちのお宅に伺い、話を聞く。そしてスタジオでその様子を語るコーナー。第一回は85歳になる原爆で夫を亡くした女性のお話だった。これで(語り部を)最後にしたいというおばあさんは、静かで決して恐怖を煽ることなく綾瀬に苦しみながら亡くなった最愛の夫の話をした。若い綾瀬にとってとてもショックだったに違いない。テレビ放送は10分程度だが、実際綾瀬が語り部から話を聞いた時間はもっと長く、子供をかかえて大変だったおばあさんの戦後の話も心に響いたと語った。この企画は終戦記念日に向けて毎月数回定期的に放送する予定とのこと。記者はさまざまな被爆者の話を聞く重い仕事を引き受けた綾瀬にとても感心する。

 広島を舞台にした「愛と死の記録」の出演や、「夢千代日記」(NHK)で原爆症に苦しむ主人公を演じたことをきっかけに、反戦運動をしてきた吉永小百合。第56回NHK紅白歌合戦でも、中継で原爆詩を朗読した。このような形での出演は、吉永小百合以外にできないし、また有名女優の彼女がやることで大きな意味をもつ。綾瀬はるかも、平和に関する仕事を引き受けるからには私生活も律する必要があり、キチンと守っている。綾瀬は熱愛報道はあっても、夜遊びや恋愛遍歴で話題集めをするような女優ではない。自分にあった派手さの無い仕事を淡々とこなし、大女優・吉永小百合の後に続く清純派女優・綾瀬はるか。往年の「サユリスト」の貴兄たちも、平成の今は「ハルカリスト」になってはいかがか。

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