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不安だらけの新総理大臣

 民主党の新代表に選ばれた菅直人氏が第94代首相に指名された。官房長官には国家戦略担当相をつとめていた仙谷由人氏が起用される。仙谷由人氏は民主党内でもっとも小沢一郎前幹事長と距離がある存在。「まさに小沢カラー排除のための起用でしょう」と語るのは全国紙政治部記者。ただ、「新総理にも不安が多いのは事実」という。

 まず、連立を組み国民新党の代表である亀井静香氏との関係。「3月末にテレビ番組に二人とも出演しましたが、その中でゆうちょ銀行の預け入れ限度額について激しい言い争いをしました。重要閣僚の二人が争ったことは鳩山政権の弱さを国民に対して見せつけた格好でしたね。菅氏は調整型の政治家ではないので、今後もこのような争いが起こることは考えられます」(政治部記者)。

 また、菅総理の性格的な面を不安視する声もある。「“イラ菅”というニックネームがあるように、短気な性格と言われています。総理大臣という役職は“攻める”だけでなく“耐える”ことも大事な仕事。途中で投げ出さなければいいですが…」(永田町関係者)。

 そして、菅総理の自身の問題だけでなく、民主党内にも不安がある。「小沢氏のグループは今回、権力中枢から排除される方向になるでしょう。そうしなければ国民からの支持は得ることができないですから。ただ、このグループは党内最大のグループ。いずれ不満がたまるはず。小沢氏は鳩山氏のように政界から退くことを明言していないので今後も存在感を残すはずですしね」(永田町関係者)。

 参院選も間近に迫ったこの時期の総理交代、菅新総理は再び民主党に“風”を呼ぶことができるのだろうか!?

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