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小塚桃子ゴルフ連載(9) 第三部・100を切るゴルフ実践編「パットとアプローチの重要性(パット編)」

 前回、ゴルフのイーブンパーは72である事を綴りました。そこから逆算するとパッティングの回数は3パットで54打…100を切る為にはこれが限界。これ以上、パットの打数は増やしたくありません。

 つまり「100を切るためには3パットで決めなくちゃいけない」ということです。プロやセミプロ、100をコンスタントに切るプレーヤーだと3パットはあまり芳しくない数字です。

 しかし、一般的なゴルファーにとって、3パットは敷居の高い数字と言っていいでしょう。では、パターに自信がない人や傾斜を読めないゴルファーは、どのような対策を取ればいいのでしょうか−−。

 まず、グリーンに乗せる際、一般的にはピンから遠いグリーン上にボールを落とす…と考えがちです。ところが、これはあまり「効果的」とは言えません。というのも、(パターに)自信が無い人は力むあまり、ボールが四方八方…グリーン上を縦横無尽に転がり回ります。こうなると3パットどころの話ではありません。

 比較的パターを得意とする私ですが、(私の)グリーン攻略法は「効果的」。皆さんの参考になるかと思います。

 一番肝心なのは「いきなりにグリーンに乗せない」事。グリーン手前の花道にボールを落とす感覚を忘れないで下さい。そうすれば、パターを使わずアプローチでピンを狙う事になります。パー3の場合、2打目のアプローチでピンそばに落とし、ワンパットでカップイン…それでパー。2パットしてもボギーで上がれます。

 パターが得意でない人はグリーンの手前(花道)にボールを落とし、アプローチでピンそばに寄せる戦術が効果的です。そうはいっても、花道から狙う事は容易ではありません。100を切る為に必要なパターとアプローチの練習方法を今週と来週の2回に分けてお伝えします。

 今週はパターの練習法。まずは、ピンの周り1メートル四方にボールをたくさん置きます。ピンから1メートルは絶対に1パットで入れたい距離。その距離を20〜30球連続で入るまでパッティングする。それをクリアしたら次は3〜4メートルの距離を2打で入れる練習をしましょう。100を切りたいゴルファーにとって一番の練習法は3〜4メートルのツーパットかもしれませんね。2打でカップに入れる事を身体に植えつけた方が良いです。

 必ず、目印は決めましょう。「あそこ(目印)まで行けば良いや」…と。私は1メートルの距離が得意。1メートル以内は1打でカップインが必須です。不思議なもので自分の得意な距離だと、ピンを意識しなくてもカップイン出来ます。ところがロングパットの場合、そうはいきません。どうしてもピンまで約1メートルのところを目印にしてパッティングします。ざっくり「あの辺で良いや」というアバウトで構いません。ピンまで1メートル以上、距離がある時は一発で入れようとしない事です。

 先日、コース2回目の友達と一緒にラウンドした際、パー3のホールを見事、ワンオン。すっかりその気になった彼女は「私、初めてパー取れるかも」と、妙に気合いが入っていました。案の定、力み過ぎて、「絶対にパターを入れる」という感じになり、強気でパターを“カツーン”…ボールは勢いよくカップを超え、そのままグリーン奥にあるバンカーへ直行。結局、パットでバタバタしてしまい、せっかくのワンオンが水の泡…7オーバーでそのホールを終えました。

 私の見解ですと「ピン手前にバント(野球のバントと同じで当てるだけ)してパーで良いのにな〜」という感じでした。《気合いが入り過ぎ…強く打ち過ぎ…バンカー入り過ぎ…》まさしく「三重苦」でした。

 勿論、グリーンは全て一律ではありません。私にも苦手なライがあります。下りのライが苦手で、その場面、無理は禁物。あえてバントを多用してカップの手前を意識します。下りで「よし、入れよう」と思うと前述の友達の様に、打ち過ぎる傾向があり、3パットになってしまう。

 上りの場合は(カップに)入れに行く感じで強気に打ちます。上りでバントをすると(カップまで)全く届きませんからね。

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