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話題の「カゲプロ」についてニコニコ超会議で聞いてみた

 27、28日に千葉県の幕張メッセで行われた「ニコニコ超会議3」の「超アニメエリア」では、『進撃の巨人』や『艦隊これくしょん〜艦これ』など人気コンテンツの展示・体感ブースが長蛇の列を形成した。

 このブースの中で異彩を放っていたのが、ニコニコ動画発ともいっていい「カゲロウプロジェクト(カゲプロ)」のアニメ企画である、『メカクシティアクターズ』の展示ブースだった。ここでは、作中に登場するメカクシ団のアジトがリアルに再現されており、来場者が作品にもとづいた謎を解いて団員登録をするとアジトに入れるという仕組みだったが、他のブースよりも中高生ぽい人が多い印象を受けた。

 同ブースの担当者も年齢層について、「一番多いのが12〜15歳の来場者で、8割女性といった感じです。20代、30代のファンというのは他のブースより少ないですね」とコメント。元々このアニメの原作であるカゲロウプロジェクトは、VOCALOIDを用いたオリジナル曲を2011年7月ごろからニコニコ動画などで投稿していた、じん氏発案の楽曲が原型となっており、楽曲のストーリー性などが支持され、ノベル化、アニメ化などでメディアミックス化していったものだ。このプロジェクトが10代の男女をひきつける理由はなんのか、来場者カゲプロファンに聞いてみた。

 神奈川から来た10代前半の男性は作品の魅力について、「まず曲にストーリーがあるのがいいです。その後ノベルとかを読むとさらによくわかるようになるんです」とコメント。静岡と都内から来場していた10代と20代女性のコスプレイヤーグループも、「曲のひとつひとつに物語があるのがいいんです」と語った。

 ハマった理由については、自分でニコニコ動画で楽曲を聴いてからからという人が大多数だったが、口コミで聴いてみたらよかったという人もいるようで、神奈川県在住の10代前半女性は、「学校でカゲプロの話を聞いて、曲とノベル買って好きになりました」と答えた。ちなみに、ノベルの方は一部熱狂的なファンが布教している学校もあるらしく、都内在住の10代前半の女性は、「結構薦めてくる友達がいて、その人にノベルを借りてからハマりました、キャラクターの設定とかも他にない感じなんです」と説明してくれた。

 このカゲプロファンだが、ネットではリアル、ネットを問わず他のアニメやノベル作品を批判する人が多いという話があり、同ブースの担当者もこのイベントが始まる前はどんな過激なファンが来るのかと戦々恐々としていたらしいが、始まってみると、「噂のような怖い感じはなくて、みんないい子でしたね(笑)」とのこと。アニメは現在3話までが放送済み。マンガやノベルではなく、10代に支持を得たネット音楽が発端となった作品ということで、今後どんなメディア展開を見せていくのか、期待したいところだ。(斎藤雅道) 

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