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WBC王総監督待望論

 北京五輪の星野仙一監督が、就任が取り沙汰されていたWBC監督を突如“辞任”した。福田首相、北の湖理事長に続く辞任劇はもはや流行病とでもいうしかないが、プロ野球界の注目はWBC監督に誰がなるかに絞られた。複数の現役監督が候補に挙げられてきたが、にわかに現実味を帯びてきたのがソフトバンク王監督の2003年に続く続投説だ。

 さすがの“男・仙一”も四方八方から聞こえてくるバッシングに耐えられなくなったらしい。8日、自身の公式サイト「星野仙一のオンラインレポート」に、「北京でも終わってから(記者たちに)『リベンジしますか』っていわれて、『いや、そんなもんない。リベンジっていうのは絶対に勝つということやろう。ないよ、ない、ない』ってそう答えてるやないか」「たとえあったとしても、いや、ないんだけれど、こんな世論やメディアの状況のなかでやったとしても決して盛り上がらんし」などと書き込んでいる。
 そして、昨夜のテレビ番組では「これだけ、皆の期待を裏切った男。やるなんて言えないし、要請されていない仮の話には答えられない」と事実上、WBC監督を辞退した。これまで、言を左右しながらも就任に色気を見せてきた星野監督に何があったのか。
 「後ろ盾の巨人の渡辺恒雄球団会長が『野球の監督より、次の総理大臣が大事だろう』と言ったのが、決定打でしょう。政界を動かすフィクサー的存在でもある渡辺会長。年内の総選挙が確実になり、当分は星野監督の面倒を見ているどころではなくなった。福田首相も罪作りなことをしたものです」
 スポーツ紙デスクはそう解説し、「これで、WBC監督の人選は一気に動く可能性が出てきた」と言ってさらに、こう続ける。
 「アジア予選が東京ドームで行われることで分かるように、WBCには読売グループが一枚噛んでいる。だから、渡辺会長が推す星野監督を無視できなかった。それが『勝手にしろ』。選考を任されている加藤コミッショナーは動きやすくなったわけです」
 WBC監督の適任者は誰なのか。自薦、他薦を問わず、自民党の総裁選並に候補者が手を挙げておかしくない状況になったが、妥当な人物がひとりだけいる。ソフトバンクの王監督だ。
 ソフトバンクは現在、プレーオフのクライマックスシリーズ進出への正念場を迎えている。王監督にはWBCの監督の座よりペナントレースが優先するのは当然だが…。
 「06年のWBCを指揮しているように野球のことで頼まれれば、NOと言えないのが王監督。体力的な問題はありますが、しっかりした補佐役を付ければ解決できる。そして何より、球界の人間には『王監督のためなら』とOBも含めて人望がある」(前出・デスク)
 北京五輪での不可解な采配に、「星野監督の下では、もう国際試合には出ない」と言っている選手は多い。主力になるメジャーリーガー、イチロー、松坂らも同調しておかしくはない。大リーグを取材しているフリー記者が証言する。
 「日本の選手と頻繁にメールでやり取りしていて、星野監督のことも詳細に伝わっています。06年のWBCを王監督の下で戦っているイチローは『もう一度、王監督とやりたい』と言ってるほど。イチローは日本人メジャーリーガーを代弁しているといってよく、誰からも星野監督の名前は上がっていません」
 “世界の王”への信頼は揺るぎなく、浮上しているのが総監督。
 「王監督はベンチに座って総指揮官になればいい。監督候補は原巨人監督(顔写真右)か西武の渡辺監督(同左)。原は巨人を優勝争いを演じるまでに持ち直させたし、王監督の後輩。渡辺の監督としての手腕に疑問を挟む者はいない。ふたりが監督とヘッドコーチで協力体制を取ってももおかしくない。王監督から声をかけられれば、一も二もないでしょう」(前出・デスク)
 指導者と選手が総力を挙げて北京五輪のリベンジ、WBC2連覇にかける。それを可能にするのは、王総監督しかいない。

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