ドメスティックバイオレンス(DV)も5583件増の4万9533件で、こちらも過去最多という結果が出た。
「逮捕件数は昨年11月以降、前年の同じ時期より2割以上増えた。10月に三鷹市で発生した女子高校生刺殺事件の後、米田壮警察庁長官が全国警察本部長会議で、危険な場合は逮捕を優先せよと指示した影響もある」(社会部記者)
ストーカー事案のうち容疑者を逮捕したのは1889件あり、DV事案は3323件。警察が摘発を強めても、いわゆるリベンジポルノなども増えるばかり。元カノのあらぬ姿の写真を専門的に買い取る業者まで現れる始末だ。
ジャーナリストの窪田順生氏が語る。
「リベンジポルノはフラれた腹いせなので、最初から買い取りを目的とした動画撮影とは異なります。ただ、海外では無修整の動画を大っぴらに販売する業者もあるので、そこにリベンジポルノの動画を転売する業者もいるそうです。当然、撮影者にも謝礼は払われる。素人動画なので数万円程度でしょう」
ただし、リベンジポルノの規制が強くなれば、値打ちが出る。
「業者も規制をすり抜ける策を考えるが、リスクを負うので値は上がるはずです」(窪田氏)
5〜6万の動画が、20〜30万円に跳ね上がることもあるという。
「今の若者は仲良くなると平気で自分の裸を撮影させる。反面、別れ話がもつれると、すぐに警察に駆け込む。ストーカーが増えたと言いますが、本当のストーカーと別れ話のもつれとは分けて考えた方がいい。それと、簡単に自分の裸を撮影させないこと。もう少し貞操観念を持てば、リベンジポルノなどは防止できるはずなのです」(同)
恋愛でさえも怖い時代になった。