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「あげく男性に恋をする始末」田中圭を捨てて、水川あさみがイケメンを次々と“乗り換える”!

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柳俊太郎、水川あさみ、村上弘明

 14日、WOWOW「連続ドラマW ダブル・ファンタジー」完成披露試写会、舞台挨拶に、主演の水川あさみ、村上弘明、柳俊太郎、御法川修監督、サプライズゲストで原作者の村山由佳氏が登壇した。

 本作は、直木賞作家・村山氏が“女性の性欲”を赤裸々に描いた衝撃作『ダブル・ファンタジー』(文春文庫)の実写ドラマ化。官能ラブロマンスの枠にとどまらず、“女”であることに貪欲に生きる主人公の物語である。

 なんといっても注目すべきは、主人公・奈津と同様今年35歳を迎える水川あさみの官能ドラマへの初挑戦。これまでドラマ・映画で様々な役柄を演じてきた水川だが、本作ではそのイメージを一新している。男性を次々と乗り換え、欲望に正直に生きる女性を、時に大胆に、かつしたたかに、ときに脆く演じている。

 今までとは違う役どころに挑戦する水川は、「最初はこの役が成立するのかな」と、やはり不安を感じていたようだが、「監督やプロデューサーと話をする中で背中を押してもらって、じゃあやってみます、という感じだったんですけど、でも飛び込んでみて良かったな、と思います。やったことがないことをやりたい、と思うのは役者をやっていて大きな醍醐味だと思うので」と、女優として大きな経験を得たようだった。

 水川演じる奈津に“乗り換えられる”俳優陣にも、個性的で魅力的な面々が並ぶ。奈津の夫・省吾役に眞島秀和、脚本家である奈津の師匠・志澤役に村上弘明、大学時代の先輩・岩井役に田中圭、新進俳優・大林役に柳俊太郎。いずれも、地上波テレビドラマでもおなじみだが、それぞれがこれまでとは全くイメージの異なる役柄に挑戦している。

 村上演じる志澤は、仕事上でも“性”の上でも、奈津の師匠、作品の中では「魔王」と言われる存在。村上は、「魔王といえば織田信長。2回ほどやったことありますけど、今までの常識を疑いをもってぶち壊していく、というモチベーションの部分では(今回の役は)信長に通ずるものがありました」と、役の印象を話した。官能シーンは「アクションシーンに近い」とも話した村上。試写会で上映された第1話でも志澤は強烈なインパクトの残る役柄で、これからどう動いていくのかが楽しみである。

 また、先日最終回を迎え、社会現象ともなった「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)に出演していた田中、眞島は今回登壇できず、メッセージが紹介された。眞島は「苦しくなるのに愛おしい」とこの作品を表現し、水川は作品を見終わった眞島から、この場では伝えられないような秘密のメールをもらったことを明かした。

 田中からは、「あさみちゃんお元気ですか?僕はあなたに捨てられてから毎日ボロボロで恋焦がれて、あげく男性に恋をする始末。責任取ってください」と、人気ドラマ「おっさんずラブ」を彷彿とさせるコメントで会場を沸かせた。本作で田中は、“はるたん”とは全く別の顔を見せる。

 各キャストのこれまで見ることのできなかった一面が堪能できる本作は、6月16日22時スタート(毎週土曜日放送、全5話)。第1話は、「無料でWOWOW!」にて6月19日に無料で視聴可能。水川は、「2話からもWOWOWに加入して見てください!」とアピールした。

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