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ブレークから一年あまり、Mr.シャチホコは生き残れる? 最大の問題は

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Mr.シャチホコ公式ツイッターよりhttps://twitter.com/mrshachihoko

 今もっとも消えそうなお笑い芸人と言えば、Mr.シャチホコだろう。和田アキ子の「歌マネ」ではなく、「いかにもバラエティ番組で言いそうな振る舞い」といったマニアックな視点によって、昨年下半期にブレークを果たした。「君はそもそも何をされている方なの?」は、よく知られたフレーズとなった。だが、1年ほどが経ち、同じネタでテレビに出ずっぱりのため、ネット上では「そろそろ飽きてきたわ」「アッコネタ一本だと厳しいのでは」といった声が聞かれる。

 Mr.シャチホコは、すでに本家の和田アキ子とも共演しており、モノマネは本人公認となっている。テレビでの初共演の場となった2018年9月の『林先生が驚く初耳学!』(TBS系)では、「和田本人が激怒している」というドッキリ設定であった。一番大きなカードを最初に使ってしまったため、チョコレートプラネットとIKKO・和泉元彌のようなコラボ展開も生まれていない。そもそも、和田アキ子自身が老害キャラとして苦手という視聴者も多く、「和田が嫌いだからシャチホコも嫌い」といった反応も聞かれる。

 何より、Mr.シャチホコのウイークポイントと言えば、エピソードトークが挙げられる。現在のテレビのバラエティ番組は、いわゆるひな壇芸人によるエピソードトークが求められる。Mr.シャチホコの場合は、結婚した年上のものまね芸人であるみはるが注目を集め、夫婦共演も何度かしている。Mr.シャチホコが26歳と若いため、トークのネタのほとんどが23歳年上の妻ネタしかないのは厳しいだろう。さらに、年齢に比しての「若ハゲ」ネタも、出落ちのため何度も使えないのが難点だ。

 Mr.シャチホコの芸名はミスチルことMr.Childrenから取られている。「Mr.」はもちろん、「シャチホコ」は自身が愛知県出身に加えて、名曲『Tomorrow never knows』の仮タイトルが「金のシャチホコ」だったことに由来する。もともと、ミスチルの桜井和寿の「声そっくりさん芸人」として出てきたこともあり、Mr.シャチホコはものまね芸の王道である「歌うまい芸人」であると言えるだろう。そのため、現在のバラエティ番組のフォーマットにはハマりきれない部分があると言えそうだ。

 公式ツイッター上では、霜降り明星やコウメ太夫のモノマネも披露しているMr.シャチホコ。果たしてこの先、生き残ることができるのか気になるところだ。

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