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富士山噴火の可能性

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画像はイメージです。

 今回、NMR編集部はある男性との接触に成功した。名前は仮にM氏(32)としておく。M氏のこれまでの履歴を紹介しておこう。東海地方の大都市出身のM氏は都内の有名私立大学を卒業すると、大手新聞社に就職。社会部の記者として地方の支局に勤務。各地方支局を転々とするが静岡支局を最後に本社の広告セクションへの移動を命じられ編集業務から距離を置くことになる。32歳と言えば記者としてアブラの乗り始めた時期。記者としての評価も高く、もちろんこれまでの勤務に大きな失敗はない。これからを期待されるM氏に突然下された転属の命令。いったいM氏の身に何が起きたのか?我の我の質問にM氏はゆっくりと口を開いた…。
 「異動を命じられたときはまったく何のことだかわからなったのですが、今にして思えば私は富士山に深くかかわりすぎたのだと思います。」
 静岡県の某支局への赴任当初、M氏が扱う富士山のネタと言えば年中行事や季節、自然に関してのものが多かった。しかし、あるとき富士山で低周波地震が急増する。
 「あのとき数字のデータはかなり異常な数値を弾き出していました。それで各方面の研究者たちも騒ぎ出しデータの分析に入ったのです。すぐに噴火というエキセントリックな話にはなりませんでしたが、私としては“富士山は活火山なのだ”と再認識しするに十分な出来事でした。活火山である以上噴火の可能性は残されているわけですから…」
 平成12年からの低周波地震の頻発をきっかけにM氏は火山としての富士山にのめり込んでゆく。最後の大噴火・宝永の大噴火から300年以上沈黙を続ける富士山。活火山ながら「噴火などありえない」という前提で始めた取材であったが、各方面への接触を重ねるにつれM氏は徐々に今も不気味に活動を続ける富士山の噴火が絵空事ではない現実に直面することになる。

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