報道陣に「彼女は来そうですか?」と問われると、「はっ? 何のことだろう」と、とぼけるも、七之助に「ちゃんと話さないと」と言われる場面も。「交際は順調?」と聞かれ、「どうでしょうか。わかりません」と答えた。7月には前田も同じ劇場で初舞台『太陽2068』を行う。勘九郎が「2か月同じ舞台に立つんだね」と言うと、松也は「二人を(という言い方を)やめて」と言いつつ、笑顔を見せるなど、和やかな雰囲気で会見が終わった。
交際は順調に進んでいるように見えたが、実は13年末に終わっている。両名の交際がスポーツ紙の一面を飾り、世間をビックリさせたのは13年9月。交際が始まって6カ月目だった。“恋愛禁止”のAKB48を卒業して半年後。前田が友人から紹介されたのが松也だった。松也はすぐに母親に会わせ、前田も彼に得意の手料理を振舞っている仲だった。
ここまでの話は、歌舞伎役者仲間では知る人ぞ知る話。中村獅童(41)は、交際が明らかになる前日に「獅童さんはモテますよね」と聞かれ、「悪役や屈強な役が多いから、好感度低いんです。“好感度を上げる運動”として笑顔で過ごすようにしています。僕よりマッティー(松也)のほうが色男だと思う。モテますもん。いま言ったら明日載る記事がでかくなるな」と、松也の前田の交際を匂わすような発言もしていた。
松竹関係者は「敦ちゃんは淋しがり屋だそうですね。松也くんが毎日のように電話とメールをしていたみたい」と、話していたこともある。前田もドラマの会見で「あの人はダメと(周りから)言われると、どんどん好きになっていく気持ちはよく分かる」と、松也との恋愛を想像させる発言をしたこともあった。
この熱愛報道に双方の事務所は無視を決め込み、本人達も交際の事実を一言も発信していない。その姿勢が噂を呼び、女性週刊誌には二人が密会する専用のマンションがあると報じられた。しかし、この交際はあっけなく消えてしまっていたのだ。
「松也くんは遊び人だからね。記事が出て困ったのは松也くんだった。女性たちに言い訳できないからね。彼は始めから結婚する気もなかったでしょう。名前は売れたからね」(歌舞伎関係者)
また、別の関係者は「尾上側から昨年末には別れたと聞いていますよ。原因は話が大きくなりすぎて前田さんが引いてしまったからだと。どんな話し合いが行われたかは知りませんが、それ以降は会っていないそうです。二人とも交際を認めていないから聞かれても答えようがない」と話す。
確かに、これだけインターネットなどの情報網が発達しているのに、この二人のデート情報は一切出てこない。会っていなけりゃ、出てこないのも当たり前だ。