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書評『なぜ僕は「悪魔」と呼ばれた少年を助けようとしたのか』今枝仁著、扶桑社

 4月22日に広島高裁より死刑判決が言い渡された「光市母子殺害事件」。事件を担当した弁護団は、この裁判を死刑廃止運動のために利用し「復活の儀式としての遺体レイプ」とふざけた主張を展開し、各メディアから“悪魔の扶助者”として徹底的に叩かれた。橋下徹大阪府知事にテレビ放送で「あの弁護団に対して懲戒請求をかけてもらいたい」とまでいわれた弁護団の一員であった著者が、今すべてを口にする。

 当時18歳だったF少年との出会いから始まり、少年を狂気の犯行へと駆り立てた複雑な生い立ちを紹介する。乳児期の事故から斜視となり、学校ではイジメの対象に。家庭に帰れば、父による母と自分へのDV。
 それは文中で語られる著者の過去とも重なる。模試では全国3位のエリートだった著者も、中学校で挫折を味わってからは、引きこもり、入院、自殺未遂…。泣き虫弁護士が自分をさらけ出しながら、事件の真相をつづった。(税別1500円)

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