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戦極 新宿で震度5 五輪柔道四天王が戦極制圧

 「戦極」を主催するワールドビクトリーロード(WVR)は7日、都内のホテルで会見を行い、アテネ五輪柔道銀メダリスト泉浩の参戦を発表した。これで北京五輪柔道金メダリストの石井慧に続き、4人目となる日本人五輪メダリスト獲得に成功。“柔道四天王”が戦極マット界を席巻すべく動き出すことになった。

 かねてより一部報道で総合格闘技転向が噂されていた泉。WVRの國保尊弘取締役によれば、6月末に前所属先であった旭化成を退社し、7月から交渉を開始して合意に至ったという。
 泉は、今年4月の柔道全日本選手権終了後、総合転向を決意。一番最初に声をかけてくれた同団体の熱意に「晴れて柔道を引退して、この総合格闘技、戦極という舞台に参戦できてうれしいです」と喜びを語った。
 気になるデビュー戦については練習を始めて1カ月ということもあり、未定だが「希望をあげれば1日も早くデビューしてもらいたいですし、大きなところでたくさんのファンに(デビューを)見てもらいたいと思います」(國保取締役)と語っていることから、来年に予定されているニューイヤーイベント「戦極の乱2010」でのデビューが濃厚だ。

 現在は、UWFなどで活躍した安生洋二のもとで、ライトヘビー級でのデビューに向けて練習を積んでいる。「スタイル的にはヴァンダレイ・シウバのような打ち合うスタイルを心がけていきたい」とズバリ。打撃中心のメニューをこなしている。
 同階級では“柔道王”吉田秀彦も活躍しており「ファンが望むなら(吉田と)やってみたいという気持ちはありますけど、そのときは胸を借りるつもりで」と対戦に意欲を見せた。
 これで、石井慧に続き、日本人では4人目の五輪柔道メダリストの参戦。選手層に厚みが増したことで「戦極本戦だけではなく、海外の強豪と試合も出来るのかな」(國保取締役)と対抗戦構想プランを告白。さらに「何かチームの名前があれば…」とポツリ。“柔道軍団”の異名を模索中だというのだ。「戦極四天王」「戦極カルテット」など、様々な異名が生まれてきそうだ。
 「目標はあくまでも世界一。その時に戦極が世界一の団体だと言われるように、石井と切磋琢磨してこの団体と共に日本の総合格闘技を盛り上げていきたい」
 柔道時代にはあと一歩で逃した“金メダル”を、総合という舞台でつかみ取る。

◎吉田8・2参戦は見送り
 吉田秀彦の「戦極〜第九陣〜」(8月2日、さいたまスーパーアリーナ)参戦は見送られることになった。
 かねてより、吉田の再起戦として今大会の出場に注目が集まっていたが「(第九陣は)全10カードで挑みたいと思います」(國保取締役)と、この日発表になったフェザー級GPのリザーブファイトで全カードが出揃ったことになる。
 参戦を見送った経緯について國保取締役は「相手が誰でもいいというわけにはいかない。ひとつ大きな目標に絞って(出場させたい)」と語った。

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