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仮出所の押尾学を待ち受ける田中香織さん遺族の民事訴訟

 昨年末に出所した元俳優の押尾学(36)に対し、銀座ホステスだった田中香織さん(享年30)の遺族が薬物&保護責任者遺棄事件('09年)の真相を明らかにするため、民事訴訟の準備をしていることがわかった。

 合成麻薬MDMA使用と田中さんに対する保護責任者遺棄罪を合わせて最長で懲役3年6月の刑で静岡刑務所に服役していた押尾。初犯で模範囚だったことから満期を待たずに昨年12月中旬に仮出所していた。
 「服役中に女性誌のインタビューに“いろいろな人に思うことや、言いたいことはいっぱいある”と語っていたことから、押尾が爆弾手記を出版するのではと、押尾と深い関係にあった関係者は怯えていますよ」(出版プロデューサー)

 一方、押尾もお蔵入りした映画やパチンコ台の損害賠償金など、いつ裁判が起こされるかヒヤヒヤもの。
 「損害賠償請求しても、ない袖は振れないから訴訟は今の段階では考えられない。それより押尾が一番恐れているのは、亡くなった田中さんの遺族からの民事提訴ですよ。彼女の遺族は、『押尾が出所したら民事で事件の真相を明らかにする』と話していましたからね」(夕刊紙記者)

 押尾は一審判決('10年)後、「遺族に謝罪。香織さんの墓参りをしたい」とコメントしたが、いまだ実行された形跡はない。その理由について「会ってくれないから」などとして遺族感情を逆撫でにした。
 「押尾は謝罪の手紙と100万円の慰謝料を送ってきたが、遺族は受け取りを拒否したんです」(遺族関係者)

 '12年12月、最高裁で懲役2年6月の実刑が確定。押尾は「日本の裁判に絶望した。これで米国での音楽活動も頓挫した」と嘆いていたとされ、さらに遺族感情を悪化させていた。
 「香織さんのお母さんは『押尾は3年もすれば社会復帰できて自由に生きられる。でも娘は戻ってこない。事件の真相も明らかにならなかった。このままでは娘は無駄死にです』と号泣していました。裁判に絶望したのは押尾ではなく、香織さんの遺族ですよ」(同)

 ワルは眠らせない。

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