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小泉元首相「脱原発新党」加速で風前の灯に追い込まれた橋下徹の“恨み節”

 ついに『日本維新の会』の橋下徹共同代表の凋落ぶりに、拍車がかかり始めた。小泉純一郎元総理が「原発ゼロ」を提唱し、「脱原発新党」の結成が注目され始めたことで、さらなる地盤沈下を招いているのだ。
 「もともと、橋下はメディアを最大限に利用する小泉劇場をマネて求心力を高めてきた。ところが、慰安婦発言や堺市長選で大惨敗。そこにきて本家が脱原発を掲げ始めたために、無党派層や政界関係者らなどの橋下支持層が、軒並み先祖がえり(小泉支持)してしまったのです」(全国紙論説委員)

 その不人気ぶりは凄まじい。「慰安婦発言」の際には、テレビカメラ5〜6台にレポーターまで駆けつける賑わいを見せていたが、10月15日のぶら下がり会見では、代表カメラが一台きり。直近の政党支持率も1%という有様なのだ。
 そのためか、窮地に陥った橋下氏は、民主党やみんなの党の一部議員らと新党結成に躍起という話もあるが、今ではこれすらも“絵に描いた餅”と評判なのである。

 政治部記者がこう語る。
 「最大の要因は、野党幹部らが雪崩を打って『脱原発新党』の実現に奔走し始めたことにある。生活の党の小沢一郎代表や、民主党の一部有力議員らは言うに及ばず。橋下が野党再編の新党に引っ張り込もうと目論んでいたみんなの党では、渡辺喜美代表が橋下新党に参加しないことを党決定。若手議員の流出に楔を打ち、“橋下潰し”を展開しだしたほどなのです」

 また、その一方で党内の足並みも最悪の状態を迎えているという。
 「憲法改正賛成派の橋下は、自民と歩調を合わせた時期もあったが、今では生き残りを懸けて野党再編新党の実現に奔走している。ところが、平沼赳夫氏はいまだに憲法改正で自民党に共闘を呼び掛け、党内では同氏を議員団代表から引きずり降ろそうとするクーデターが何度も起きているのです。今後、維新が分裂するのは確実で、最悪の場合は消えてなくなる可能性もあるのです」(同)

 その実情は、まさに内憂外患。「橋下劇場」が終わりを告げる日も近そうだ。

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