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ウーマン中川 「何もしなくても毎月100万転がり込んでくる」と告白 芸人たちのギャラ折半事情とは?

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ウーマンラッシュアワー 村本(左)と中川(右)

 7月20日放送のインターネット番組『極楽とんぼKAKERUTV』(AbemaTV)で「芸人のリリックにかける!G-スタイルダンジョンREC-2-1」が放送された。人気番組『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日系)のパロディ企画で、芸人がラップのリズムに乗せて相手をこき下ろす言葉を刻むものだ。

 最後の対決ではウーマンラッシュアワーの中川パラダイスと、前回チャンピオンのこりゃめでてーなの大江健次が登場。大江は中川に対し「お前お笑いでぜんぜん結果出してねえ」と舌鋒鋭く批判。さらに「村本さんが結果出してんの。そうでしょ、漫才の横で黙ってたまに声出す男がフリースタイルラップできるわけねえ」と続けた。

 図星とも言える指摘だが中川は「黙ってるだけで毎月100万転がり込んでくるぜ。お前にこの気持ちわかるか」と返しスタジオを沸かせた。さらに大江は「あなたは村本のマリオネット(操り人形)」「さっき(よしもとの劇場がある)大宮で単独(ライブ)やったらしいけどお客さん何人でしょうか」と痛い所をついていくが、中川は「17人。でも全員満足して帰ったぜ」と自虐ネタで返した。

 思わぬ懐事情を明かした中川だが、こうしたコンビは珍しくない。

 「お笑い芸人のギャラは、新人の場合、ピン仕事でも折半とすることが多いようです。ドランクドラゴンは、塚地武雅が先に性格俳優としてブレイクし、一時期は6倍ほどのコンビ格差がありました。それでもしばらくの間、ギャラは折半だったようで、相方の鈴木拓はうるおっていたようです。今は鈴木も俳優活動をはじめ露出を増やしているので、お互いのギャラは個別に計算されています。一方で、彼らの先輩で同じ人力舎所属のおぎやはぎは、いまだにギャラは折半のようです。コンビ仲が良いことでも知られるコンビですからね。仲良しコンビでは、かつてはオードリーもギャラは折半と言われていました」(芸能事務所関係者)

 ウーマンの所属事務所は、完全歩合制かつ、事務所が9割持っていくといわれるよしもとクリエイティブ・エージェンシーである。最近は村本のトーク力や、ゲスキャラを生かしたピン仕事が多く、コンビそろっての出演は少ない。それでも、ギャラは折半なのだろうか。

 「吉本芸人でもギャラ事情はまちまちのようですね。サバンナはひな壇芸人としてブレイクした高橋茂雄と、マッチョな天然キャラの八木真澄のコンビですが、ギャラは個別で、高橋の方が露出は多く格差は4倍ほどあるといわれています。京大卒のインテリ芸人としてワイドショーのコメンテーターも務めるロザンの宇治原史規は、クイズ番組の賞金はコンビで折半となっており、相方の菅広文は何もせずにギャラが入ってくるため『馬と馬主の関係』とテレビ番組で暴露し笑いを誘っていました」(前出・同)

 村本は相方に“ミリ単位”の笑いの質を要求し、中川に出会うまで10人とコンビ解散を経験している。中川と組み『THE MANZAI 2013』で優勝を果たしブレイクに繋がる。その直後、中川は網膜剥離を発症し一時は失明の危機もあった。ウーマンがいまだギャラ折半なのは、相方を気づかう村本の愛情の現れなのかもしれない。

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