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ポスティング廃止・人的補償改定に乗り出す強欲・巨人の旧態依然

 関西系メディアが企画した新春インタビューで、阪神の和田豊監督は「巨人が怖い。大型補強ではなく、ピンポイントで弱点を補ってきたのが不気味」と語っていたが、別の方面でも巨人を警戒する声が他球団から聞こえてくる。
 「巨人がプロ野球実行委員会で、ポスティングシステムと国内FAに伴う人的補償に関して“ルール改定”を訴えるという情報があるのです」
 とはベテランスポーツ記者。
 「今オフの主役・金子千尋(オリックス)が『国内FA行使+ポスティング』を主張しようとしました。野球協約の盲点を突いたもので、これでは国内FAと海外FAが同一になってしまう。選手会も国内と海外で取得年数が違う点について変更を訴えようとしており、話し合いが進むものと思われます」(同)

 しかし、巨人がポスティングシステムに着目した理由はほかにあった。
 メジャースカウトの関心は、'15年オフの海外挑戦が確実視される前田健太に集中してしまうため、同時に彼らの欲しい選手として菅野智之が挙がり始めた。その情報を得た巨人がエース流出を防ぐため、ポスティングシステムの完全廃止を要求しようとしているというのだ。
 「巨人の憤りは国内FAにも向けられている。ピンポイントで補強した相川亮二の人的補償でヤクルトに一本釣りされたのは、19歳の奥村展征だった。1年目から二軍戦86試合に出場した“強化指定選手”であり、巨人にすればかなり痛いところを突かれたということ。人的補償のプロテクトリストは28人までですが、これに入団3〜5年の新人は自動的に外すという文言を加えるようと目論んでいるのです」(某球団関係者)

 奥村の一本釣りに関しては他球団からも同情の声が聞こえてくる。とはいえ、こうしたリスクを負うのもFA。巨人が怒りのルール改定を訴えれば、旧態依然とした“盟主体質”に反感を呼び、さらに球界全体を敵にまわすことになる。それも眼中なしで事を起こすのか注目だ。

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