search
とじる
トップ > スポーツ > AJとの大一番を前に中邑真輔がシェルトン・ベンジャミンと元新日本対決!【WWE】

AJとの大一番を前に中邑真輔がシェルトン・ベンジャミンと元新日本対決!【WWE】

pic pic

©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

 世界最大のプロレス団体WWEは日本時間3月28日、ペンシルベニア州ピッツバーグで主力ブランド、スマックダウンを開催。同4月9日にルイジアナ州ニューオリンズのメルセデス・ベンツ・スーパードームで開催するWWE年間最大のイベント『レッスルマニア34』で、AJスタイルズが持つWWE王座に挑戦する中邑真輔がシェルトン・ベンジャミンとシングルで対決した。

 中邑とベンジャミンは、新日本プロレス時代の2013年に中邑が保持していたIWGPインターコンチネンタル王座を懸けて2回、G1クライマックスで1回の計3回、シングルで対戦している。中邑が2勝1敗と勝ち越しているが、3試合とも鈴木軍のシェルトン・X・ベンジャミンとして活動していたベンジャミンの強さが引き出された好勝負だった。

 ベンジャミンは2015年から鈴木軍とともにプロレスリング・ノアに戦場を移し、そのままWWEに復帰を果たしてしまった。中邑との再戦を期待していたファンの落胆は大きかったのだ。

 しかし、予想だにしない形で2人のシングルが実現することになったのだ。中邑はAJともIWGPインターコンチ王座を懸けて好勝負を演じただけに、その前にベンジャミンと対戦するのは必然だったのかもしれない。

 試合は中邑がAJをセコンドに指名すると、ベンジャミンはパートナーのチャド・ゲイブルをセコンドに付けてゴング。あの頃の鈴木軍のように試合介入を試みるゲイブルをAJがアシスト。中邑はリング上でベンジャミンとの再会を楽しむかのように、サブミッションとレスリングを織り交ぜながらニュージャパンスタイルをベンジャミンと展開していく。最後はジャンピングキンシャサから、コーナーで「滾(たぎ)るポーズ」を決めてトドメのキンシャサでフォール勝ち。ベンジャミンはWWEでも中邑のキンシャサ(ボマィエ)を防ぐことができなかった。

 試合後、中邑は「今日は俺が、レッスルマニアでどうやってお前を倒すかを見せるためにセコンドに呼んだんだ」とAJにマイクアピール。AJは「俺はお前に勝ってベストであることを証明する」と切り返すと、中邑は「お前は感情的すぎるから俺が勝つ」とAJに勝利宣言した。

 すると、会場にまだ残っていたベンジャミン&ゲイブルが背後からAJを襲撃。中邑が蹴散らすと、何とAJにキンシャサを狙う構えを見せる。しかし、キンシャサをお見舞いするフリをして寸止めすると「ニー・トゥ・フェイス」と語り、中邑はAJを馬鹿にするかのように頭を叩き、リングを降りた。レッスルマニアまで残るスマックダウンは1回。最後にどんな“前哨戦”が行われるのか注目したい。

 AJとベンジャミンは2015年に新日本でリングをともにしていたが、AJがリーダーを務めていたバレットクラブと鈴木軍の絡みがあまりなかった。2015年は両選手ともフル参戦していなかったこともあり、シングル対決は実現していない。試合後にベンジャミンがAJを襲撃したことを見ても、中邑も含めた元新日本3戦士は、レッスルマニア以降も複雑に絡み合っていくのではないか。

 今後もフィン・ベイラー、カール・アンダーソン、リコシェら、新日本マットで好勝負を繰り広げた選手たちによる数々のカードが、WWEの舞台で実現していくのは間違いない。AJ対中邑もその第一歩に過ぎないと思うと、今後が非常に楽しみである。

文・どら増田
写真提供・©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ