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日本ハム、ビヤヌエバ獲得に賛否 交流戦打率は1割台、それでも「成功する」とファンから声が上がるワケ

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画像はイメージです

 今シーズン、一時は首位争いを演じながらも、終盤の失速によりパ・リーグ5位となった日本ハム。5日、その日本ハムが来シーズンに向けた補強として、前巨人・ビヤヌエバを獲得したことを公式サイトで発表した。

 公式サイトに掲載された発表内容によると、ビヤヌエバは「ファイターズの日本一奪還に貢献できるよう、精一杯努力していきます」と意気込みを表明。チームを率いる栗山英樹監督も、「MLB時代から彼のプレーを何度も目にしていますが、なんといってもパワーが魅力。三塁の守備も安定しており、安心して任せることができると思います」と期待のコメントを寄せている。

 ビヤヌエバは2018年に米メジャー・パドレスでシーズン20本塁打をマークしたこともある強打の三塁手。しかし、巨人に加入した今シーズンは「73試合・.223・8本塁打・24打点」と結果を残せず1年で退団。また、その後メキシコ代表として出場したプレミア12では、大会中に右手首を負傷したとも伝えられている。

 今回の一件を受け、ネット上の日本ハムファンからは、「交流戦で打てなかった(※交流戦打率.182)のに活躍できるわけないだろ」、「打てずにお払い箱になった選手をわざわざ獲得する意味が分からない」、「これなら若手を育てた方がよっぽどマシ」といった反発の声が多数。

 一方、「巨人さんの選手だから多分成功するでしょ」、「巨人出身選手は活躍することが多いからビヤヌエバにも期待したい」、「大田みたいに花開く可能性も十分あるぞ」といったポジティブな見方をするファンも散見された。

 日本ハムファンがイメージしているのは、大田泰示(2017-)、公文克彦(2017-)、宇佐美慎吾(2019途中-)ら巨人在籍経験のある選手たちの活躍だろう。大田は今季『132試合・.289・20本塁打・77打点』、公文も今季『61試合・2勝0敗17ホールド・防御率3.96』とそれぞれ投打をけん引し、シーズン途中でトレード移籍してきた宇佐美も日本ハムで『45試合・.198・0本・9打点』と奮闘している。

 また、過去の巨人出身選手を振り返ると、移籍後の8年間で57勝をマークした高橋一三(1976-1983)、55試合に登板しリーグ優勝・日本一に貢献した岡島秀樹(2006)、2009年に指名打者枠でオールスター出場も果たした二岡智宏(2009-2013)などが活躍を見せている。

 「活躍の要因としては『日本ハム側の指導がうまくハマった』、『重圧のかかり方が巨人とは違う』といった点が考えられますが、中には巨人時代から実績を残している選手もいるだけに、必ずしも一概には言えないところもあります。ただ、いずれにせよ成功を収めているケースは多いため、“巨人出身”、“巨人在籍”といった肩書を幸運のジンクスと位置付けているファンも少なくないようです」(野球ライター)

 公式サイト上に寄せたコメントでは、「来季も日本で野球を続けられる機会を得たことに感謝いたします」とも述べているビヤヌエバ。来日2年目となる来シーズン、過去の巨人出身選手に続くような活躍を見せることはできるだろうか。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
日本ハムの公式サイトより
https://sp.fighters.co.jp/

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