search
とじる
トップ > スポーツ > 内藤 “興毅の影”に怯えた

内藤 “興毅の影”に怯えた

 6度目の防衛戦(29日、さいたまスーパーアリーナ)を控えたWBC世界フライ級王者内藤大助(宮田)が17日、都内の宮田ジムで練習を公開。ところが、挑戦者亀田興毅陣営が視察に訪れていることもあり警戒して手の内を明かさず。減量のイライラもあってか逆ギレする場面もみられた。

 同級3位の興毅とV6戦に臨む内藤。これまで公の場には一切姿を見せなかったが、ついに報道陣の前に姿を現した。
 5月の防衛戦では大苦戦を強いられたが、原因は調整不足。内藤を指導する野木丈司トレーナーによれば右足の腸脛(ちょうけい)じん帯と左足首を痛め、十分な走り込みができていなかったという。
 そのため今回は試合前に北海道、長野、千葉の3カ所で走り込み合宿を敢行。1日最長40キロに及ぶこともあり、徹底的に足腰の強化を図った。その成果で「コンディションもいいですし、順調。怖いくらいです」と手応えをつかんでいる。
 “世紀の一戦”を12日後に控えたこの日は、興毅対策として1階級上のサウスポーを相手に2Rのスパーリングを披露。ダウンを奪うパフォーマンスも見せた。

 ところが、状況がおかしい。宮田博行会長から「それあんまり見せるなよ。そのノーガード出しちゃだめだ」と動きを制限する指示が飛んでいた。
 いつもと違ったのは、亀田ジム関係者が声を潜めて内藤の動きを視察していたため。手の内をすべてさらすわけにはいかない。内藤本人も警戒するポイントについて「いろいろあるよ。けど言わない」と口を閉ざしてしまうほどだ。
 それどころか、報道陣から興毅からPRが足りないと指摘されたことについて問われると「オレはオレのペースがあってやってる。あいつだって盛り上げてる方でもないじゃん」とグチをこぼす場面も見られた。
 ピリピリムードに包まれている内藤陣営。「今までの防衛戦と変わらず。ここからまた盛り上がっていく」(内藤)と語っていたが、これまでで最大の強敵になるだけに不安は拭えないか。

関連記事

関連画像

もっと見る


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ