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騒動のイメージを払拭?初場所“優勝次点”高安に見え隠れする「綱」の一文字

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 騒動の影響が番付にも及ぶかもしれない。

 今月11日に初日を迎えた大相撲春場所。前売り券は即日完売しており、今場所も多くのファンが足を運ぶことが予想されている。

 気になる賜杯の行方だが、今場所は白鵬と稀勢の里の2横綱が欠場ということもあり、群雄割拠の状況。先場所平幕優勝を果たした栃ノ心、横綱陣で唯一出場を決めた鶴竜を筆頭に、ほぼ全ての力士に優勝のチャンスがあるといっても過言ではないだろう。

 もちろん、どの力士が優勝しても話題性は十分。しかし、大関高安が優勝した場合に限っては、他の力士とは違った騒がれ方をするかもしれない。

 先場所高安は大関昇進後初の2ケタ勝利となる12勝3敗という成績を残しているが、これは初場所においての“優勝次点”。もし、今場所初優勝ということになれば、「2場所連続優勝またはそれに準ずる成績」という横綱昇進の基準を満たすことになる。現に、高安の兄弟子である稀勢の里もこのパターンで横綱に昇進している。

 とはいえ、当時の稀勢の里と今の高安では成績面や期待度が大きく異なるため、普通であれば綱取りの話題が出てくることは考えづらい。しかし、現在の大相撲を巡る状況はお世辞にも普通とは言えない。

 元横綱日馬富士の暴行に端を発した一連の騒動に加え、立行司式守伊之助のセクハラや元幕内大砂嵐の無免許運転・追突事故、さらには、10代現役力士による強制わいせつなど現在の角界は不祥事のオンパレード。また、今月9日には貴乃花親方が内閣府に告発状を提出しており、更なる醜聞がもたらされる可能性もある。今後もこのような事が続くならば、相撲人気に陰りが出てくるのは時間の問題だろう。

 こうした状況に頭を悩ます日本相撲協会や横綱審議委員会にとって、新たな横綱の誕生は騒動のイメージを払拭する格好の話題。そのため、高安の成績次第では急に綱取りを叫び出す可能性も否定できない。今場所の高安は黒星スタートとなっているが、今後の結果によっては再び“4横綱時代”が到来することになるかもしれない。

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