ジャニーズ事務所の『シブがき隊』だった薬丸裕英(47)は、グループが解散した1年後にジャニーズから独立。'90年には元アイドル歌手の石川秀美と“できちゃった婚”したが、ほとんど仕事がない状態だった。
「元『光GENJI』の諸星和己がジャニーズから独立して以来、いまだに干されているように、ジャニーズから独立したタレントは多くがジャニーズの圧力で業界から干される。薬丸もその一人だったんです」(大手プロ関係者)
そこで薬丸が目を付けたのが、ジャニーズがまだ参入していなかった“司会”という新ジャンルだった。
「石川と結婚した6年後に、薬丸は『はなまるマーケット』の司会になり、TBSの“朝の顔”となった。それを見たジャニーズはSMAPの中居正広を司会業に進出させ、タレントの仕事を増やすために情報番組にも力を入れるようになったんです」(情報番組関係者)
3年前にスタートしたNHKの『あさイチ』の司会は、V6の井ノ原快彦が務めている。内容は『はなまるマーケット』と同じく主婦向けの情報番組だ。
「スタート時は『はなまるマーケット』の情報コーナーをマネていましたが、そのうち『はなまるマーケット』のスタッフを引き抜いてノウハウを導入。その頃からジャニーズは“薬丸潰し”を画策していた。一方、薬丸は所属事務所が最大手の番組制作会社の系列プロにもかかわらず、打ち切りに関して一切聞かされていなかったため“俺は聞いていない!”と激怒したわけです。しかし、いくら最大手といえどもジャニーズには逆らえない。『はなまるマーケット』の後番組の司会がジャニーズの国分太一というのもあまりに露骨だ」(同)
薬丸の無念、察するに余りある。