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もはや亀田興毅では視聴率獲れず! 土屋アンナ、蝶野正洋投入も実らず

 かつて、“視聴率男”と呼ばれた亀田興毅だが、もはや、その称号は過去のものとなってしまったようだ。

 7月23日、東京ビッグサイトで、WBA世界バンタム級王者・興毅(26=亀田)対挑戦者・同級3位=ジョン・マーク・アポリナリオ(23=フィリピン)の同選手権が行われ、3-0(117-109、118-108、119-107)の大差判定で、興毅が同王座7度目の防衛に成功した。

 4月7日、同級8位=パノムルンレック・カイヤンハーダオジム(タイ)とのV6戦では、ランキング下位の無名選手相手に、見せ場もつくれず、2-1の僅差判定勝ち。興毅は「しょうもない試合をしてしまいまして、本当に申し訳ない」と、ファンに土下座謝罪し、悔し涙を流した。

 今回のV7戦では、10、12回とダウンを2度奪ったが、いずれも、相手のダメージは浅く、KOには至らず。興毅がダウンを奪ったのは、11年12・7のマリオ・マシアスとのV3戦以来、実に1年8カ月ぶりのことだった。

 採点上は完勝といえた試合だったが、KOできなかった興毅は「いいところも悪いところもあった。前回よりはちょっと進歩していると思う」と話し、「次は早いこと4階級制覇したい」とスーパーフライ級に落としての4階級制覇を口にした。

 この試合は「TBSスポーツ夏祭り」の一環として、同日午後9時20分から放送され、サッカー中継(横浜Fマリノスvsマンチェスター・ユナイテッド)の直後という好条件だったにもかかわらず、視聴率は11.8%(以下、数字はすべて関東地区)と低迷。国家独唱には歌手・土屋アンナ、特別リングアナには人気プロレスラーの蝶野正洋を起用したが、それも実らなかったようだ。

 バンタム級に転向してからの興毅戦の視聴率は、王座決定戦(10年12月26日)=13.8%、V1戦(11年5月7日)=13.9%、V2戦(同8月31日)=16.7%、V3戦(同12月7日=セミファイナル)=10.2%、V4戦(12年4月4日)=14.6%、V5戦(同12月4日)=20.5%、V6戦(13年4月7日)=11.2%で、2戦連続の11%台となった。

 V5戦は暫定王者のウーゴ・ルイス戦との統一戦であったため、高かったが、好カードを組まなければ、数字が獲れなくなってしまった。

 5階級制覇を最終目標に掲げている興毅だが、試合内容も重要。複数階級を制する夢もいいが、もっと強い対戦相手とのマッチメークをしなければ、もはや視聴率の上昇はなさそうだ。
(落合一郎)

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