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安室奈美恵のCDジャケットも!? 中国のことばかり言えない「パクリ天国」日本

 日本のシンガーソングライター、岡本真夜のヒット曲「そのままの君でいて」の盗作ではないかと疑惑が浮上し、その後騒動となった上海万博のPRソング。この一件で、中国の同作曲家による数々の外国曲のパクリが指摘され、かねてからのアニメキャラクターやブランド品などの容赦ない模造品、その他中国の国民的な“パクリ体質”が非難された。しかし、そんな中国を笑えない、日本の大物スターの出した曲にも、海外の作品をパクッたものが数々ある。

 昨年12月にリリースされた安室奈美恵のアルバム『PAST<FUTURE』。古い私を破って新しい私、新しい音楽にするという意志? が込められたジャケットのコンセプトらしく、前作アルバムのジャケット写真を破って生身のアムロが覗いている写真だ。これが、韓国某ファッション雑誌に掲載された、有名な写真作家の作品に酷似していると話題に。確かに、髪型や構成、写真を破るしぐさ、手の位置などほとんど同じに見える。これはもう、パクリとしか言いようが無いが、かねてから韓国のアイドルが安室奈美恵の見た目や曲を真似た盗作に反発しただとか、また双方承知の上での話題づくりではないか?などという、憶測も呼んでいる。

 音楽業界のパクリは決してめずらしい事で無く、国内でもシンガーソングライターの大塚愛が、他のアーティストの曲に似た曲ばかりを発売するともよく言われるし、今は映画「矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜」のプロモーションに忙しいDJ OZMAのアルバム曲も、グェン・ステファニー他洋楽を意識したメロディーやアレンジががさかんに使われている。レディ・ガガ仕様の仲里依紗もある意味パクリだし、20年前全米デビューした時の松田聖子や、故・本田美奈子さんのデビュー当時も米スターマドンナのパクリだった。その他、探せばアメリカやヨーロッパのヒット曲やスターの衣装、髪型などをまんまパクッた日本のアーティストやアイドルはザクザクいて、その反対も無いわけでは無い。

 世界的に人気になったディズニーのアニメ映画「ライオンキング」。やさしくか弱い子のライオンが百獣の王に成長する物語は、故・手塚治虫の「ジャングル大帝」そっくり。この件についてコメントを求められた、手塚側の返答がとてもしゃれていた。
 「故・手塚治虫は世界の漫画王、ウォルト・ディズニーを生前、大変尊敬しており、そんなディズニーが手がけた新しい作品が、手塚の作品を真似て作られているとしたら、それは大変光栄な事であります」こんな感じだった。
 虫プロは懐がでかいな。(コアラみどり)

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