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2016年東京五輪招致サポーター集会で北島康介選手が応援党党首に就任

 2016年東京五輪招致の機運を盛り上げるためのイベント「招致サポーター大集合!代々木集会」が12日夜、渋谷区の国立代々木第一体育館で開催され、北京五輪競泳金メダリストの北島康介選手(26)が「招致応援党」の結党を宣言、自ら党首に就任した。

 東京オリンピック・パラリンピック招致委員会会長の石原慎太郎都知事(76)と対談中に結党を提案。知事から「君が党首になってくれるの?」と振られ、「もちろんです!」と力強く答えた。知事はシナリオ通りにもかかわらずやけにうれしそうで「ついでに自民党の党首になったらどうだ?」と脱線し、北島選手を困らせた。
 知事は「私も水泳が好きで週2、3回は泳ぐ。(北京五輪の北島選手のレースで)参考になったのはストロークがゆっくりしていたこと。実に雅(みやび)に泳ぐ。あれが水泳の極意だね」と感心。“世界のキタジマ”が招致の顔となったことに満足げだった。

 党首としての具体的活動内容は未定。北島選手は報道陣に「生まれも育ちも東京。できれば東京オリンピックに出たいなと思っているぐらい」とリップサービスした。
 2012年ロンドン五輪では、サッカー界のスーパースター、デービッド・ベッカム選手が招致の顔として世界にアピールした。北島選手は「ベッカムよりはインパクトないんじゃないかな。ただ、東京を盛り上げられるのは僕」と自信をのぞかせた。

 集会には都民ら約1万1000人が参加。織田裕二のモノマネで知られるタレントの山本高広(33)が総合司会を務め、「東京に五輪がキターッ!」と“お約束”のパフォーマンスで盛り上げた。しかし、会場が大きすぎた。空席の目立つガラガラの会場では、空回りしている印象しか残らなかった。

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