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ナイナイとSMAP、伝説の枠を巡る縁 若きキムタクからまさかのサプライズ?

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ナインティナイン・岡村隆史

 9月9日は、SMAPのデビュー28周年の記念日だった。今年の大みそかで解散から丸3年。不完全な終幕だっただけに、ファンの中のくすぶりはいまだ消えていない。当日はTwitterで「SMAP」の文字が複数挙がり、記憶の中で生き長らえていることを実証した。

 SMAPは、いわずと知れた日本の元トップアイドルグループ。惜しまれながら終了した冠番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)では2000年代初頭、14週連続で視聴率が25%を突破する偉業を達成している。

 歴史を紐解く上で欠かすことができないのは、ナインティナインや極楽とんぼ、よゐこ、オアシズ、武田真治などを輩出したフジの看板バラエティ『めちゃ×2イケてるッ!!』だ。18年3月、およそ22年の使命を全うしたが、SMAPとは切っても切れない縁があったという。エンタメ雑誌のフリーライターが言う。

 「SMAPが6人(当時)でバラエティスキルを高めたのは、フジの深夜に放映されていた『夢がMORIMORI』。ここでの実績が認められて、“スマスマ”が96年4月、満を持してゴールデンタイムに初進出しました。そもそも“夢MORI”は、ダウンタウン、ウッチャンナンチャンがブレイクするきっかけとなった『夢で逢えたら』の後枠。そして、“夢MORI”の後枠となったのが、『めちゃ2モテたいッ!』。“めちゃイケ”の前身番組です」

 ダウンタウン&ウンナン、SMAPから手渡されたバトンを受け取ったのが、ナイナイを中心とした“めちゃモテ”。この土曜23時台のメンバーは次々とフジの昼の顔『笑っていいとも!』の曜日レギュラーに加わっている。

 “いいとも!”共演を機に、公私ともに親しくなったのがナイナイと中居正広。最初にアクションを起こしたのは、人見知りの岡村隆史だった。ナイナイが“夢MORI”にゲスト出演したとき、6人全員に大阪の実家の電話番号を書いた紙を渡したのだ。紙には、「矢部浩之(おっきいほう) 岡村隆史(ちっさいほう)と書き添えた。

 岡村は「何かあったら電話してください」と伝えたが、関東在住のSMAPに“何かが”あるはずなど、当然ない。しかし、木村拓哉だけは違った。電話をかけたのだ。

 岡村の母は、「木村さんから電話やで」と伝え、芸人仲間のバッファロー吾郎の木村明浩(バッファロー吾郎A)だと思った岡村が出ると、「もしもし、僕ですけど」と聞き覚えのない声。「えっ、木村拓哉さんですか?」と驚くと、「そうだよ」と返ってきた。家族一同、ひっくり返ったという。

 30年来の親友である岡村と中居。しかし、岡村にとって“最初のオトコ”が木村だったのは、少し意外か!?
(伊藤由華)

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