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オリラジだけじゃない ガチで音楽活動をしている芸人たち

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小籔千豊

 あふれる才能を芸事だけでとどまらせず、音楽界に進出するお笑い芸人が増えている。記憶に新しいところでは、オリエンタルラジオ。中田敦彦と藤森慎吾が中心となって結成したダンス&ボーカルユニット・RADIO FISHは、1stシングル『PERFECT HUMAN』が大ヒット。16年には、『NHK紅白歌合戦』に初出場している。

 また今年は、小籔千豊が芸人仲間の野性爆弾・くっきー、川谷絵音(ゲスの極み乙女。/indigo la End)、作曲家でピアニストの新垣隆、ロックバンド・tricotのメンバーである中嶋イッキュウと、「ジェニーハイ」というバンドを始動。小籔がレギュラー出演中のBSスカパー!『BAZOOKA!!!』を広めるため、音楽に造詣が深いメンツを集めたものだが、デビュー曲『片目で異常に恋してる』は川谷が作詞・作曲を手がけて、今月15日に配信。MBS・TBS系『プレバト!!』の4&5月期のエンディングテーマに起用されることが決定している。

 そんな前者2組に比べると大先輩にあたり、05年から2足のワラジをはいているのは、ロンドンブーツ1号2号・田村淳。ビジュアル系ロックバンド・jealkb(ジュアルケービー)のメインボーカル・haderu(ハデル)という顔を併せもつ。バンド名は、ビジュアル系の“系(k)”と“ビ(b)”を後ろに移動させた業界用語の造語。ボーカリストの名は、“歯出る”だ。同世代芸人、引退した元仲間で結成しているもので、シングルとアルバムをリリース。今では、ライブツアーを組めるほど、コアなバンドファンがついている。

 淳のようなメジャー芸人こそ不在だが、ステージに上がればテッパンで盛り上がるのは、デブ芸人ばかりを集めた豊満乃風。湘南乃風をリスペクトしている4人から成る。リーダーのデブ旦那は、ダイノジ大地。RED CURRYRICEは、デッカチャン。SHOCK-ZAIは、こりゃめでてーな・大江。GOHAN-KUNは、どりあんず・平井。本物の若旦那を大地、RED RICEをデッカチャン、SHOCK EYEを大江、HAN-KUNを平井がパロっている格好だ。

 これらはすべて、よしもとクリエイティブ・エージェンシーの所属芸人。対する松竹芸能は、よゐこ・濱口優がリーダーのビジュアル系ならぬブジュアル系エアバンド・禿夢。正規メンバーの5人は全員、松竹芸人だ。ブサイクとビジュアル系の奇跡の融合で、6年前にデビューしている。そもそもは、濱口が東京・新宿角座を中心に活動してきたコント集団・はまぐちコントサークルから派生。ビッグウェーブこそ起こしていないが、対バンなどに多く出演。4月のライブ出演も決定している。

 事務所の垣根を超えて昨年9月、シレッと地味に立ちあがったのは、女性芸人による音楽ユニット・婦人会有志。ホリプロのたんぽぽ・白鳥久美子、プロダクション人力舎のオアシズ・光浦靖子、マセキ芸能社のニッチェが中心メンバー。ジャズボーカルバンドを名乗ったときは、ニッチェ・江上がボーカル、光浦がサックス、ニッチェ・近藤がドラム、白鳥がトランペットを担当。江上はかつて、バラエティ番組『ふくらむスクラム!!』(フジテレビ系)から誕生した楽曲で、まったく無名だったにもかかわらず、メインボーカリストに抜てきされたほどの歌唱力。アメリカ人のゴスペルシンガーさながらの大声量は、プロをも唸らせた高実績の持ち主だ。

 多才は芸を救う。このなかから再び、“紅白歌手”が生まれるかもしれない。

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