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中日『アライバ・コンビ』のコンバート中に第三の男が浮上

 中日の新外国人選手、ディオニス・セサル外野手(33)が『内野の練習』にも加わり始めた。落合博満監督(56)は内野布陣を大きく入れ換えて来るかもしれない。

 中日内野陣と言えば、このキャンプで『アライバ・コンビ』の入れ換えコンバートが再着手されている。ショートからセカンドにコンバートされる井端弘和(34)は本人も自信ありげなコメントをしていたが、一方の荒木雅博(32)は厳しい表情を見せている。
 セカンドからショートに転向する場合、一塁送球の距離が長くなるのは、素人でも分かる。三塁方向に転がった打球を処理する際、「いかに無駄な動きをなくして一塁に送球できるか」が『一流遊撃手』の条件だという。荒木は一流の二塁手であっただけに目指すものも高い。その壁に突き当たっている。
 「昨年のこの2人の入れ換えコンバートを行いましたが、成功しませんでした。落合監督がこのコンバートに固執する理由が分かりません」(他球団スコアラー)
 落合監督は「喋らないのが仕事」と、采配はもちろん、マスコミ各社へのリップサービスは一切行わない。従って、アライバのコンバートの真意も分からない。しかし、ここに来て、荒木は「(コンバートが)できなければ、野球を辞めなければならない」と不退転の決意を語り、連日1時間以上もの居残りノックを受けている。

 その喋らない落合監督はアライバ・コンビのコンバートが間に合わない場合、別の選手を守らせる意向だという。つまり、セサルの内野練習は「その一環ではないか?」と目されているのだ。
 「セサルはメキシコリーグでMVPも獲得し、捕手以外はどこでも守れるユーティリティープレーヤーです。俊足のスイッチヒッターでもあり、中日は去年のブランコ同様、格安の優良外国人選手を見つけたと思いますよ」(前出・同)
 落合監督の采配には『布石』がある。昨季の開幕投手は浅尾拓也だった。シーズン後半、この浅尾はクローザーも務めており、「勤続疲労で不調だった岩瀬の代役を務めさせることを見越して、箔付けのために開幕投手に起用したのではないか」とも言われている。だとすれば、アライバ・コンビのコンバートの真意はどこにあるのか…。この鉄壁の二遊間コンビを完全解体し、チームをゼロから作り直すつもりでいるのではないだろうか。いずれにせよ、暗い表情で居残りノックを続ける荒木が気掛かりである。

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