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近年話題の巨大生物「メガマウス」! 地震発生のジンクスが?

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画像はイメージです。

 あなたは「メガマウス」というサメをご存知だろうか?

 その名の通り、「口がとても大きい」特徴を持つことからこの名が付けられた。最初に発見されたのは1976年ハワイ沖で、この際に新種のサメとして存在が確認されたのであるが、それ以降は現在まで数年に一度という少ないペースでの発見で、生態がほとんどわかっていない生物の一種である。

 このメガマウスは最近では2014年4月14日、静岡の由比漁港に水揚げされた。この時にはタレントの杉浦太陽氏が偶然にもロケ中でその場に居合わせておりブログにも書いている。世界では58体目、日本では17体目とされる。この個体は東海大学海洋学部田中彰教授指揮の下、公開解剖された。

 ところでこのメガマウスは水深100mから200m程度のやや浅い深海に棲息しているのだが、メガマウスが水揚げされた数か月後に大きな地震が来ていることが多い。

 近年の日本の地震で甚大な被害を与えたものと言えば阪神淡路大震災と東日本大震災である。この二大地震については1995年1月17日の阪神淡路大震災M7.3が発生する前には1994年11月29日に福岡市東区の砂浜に水揚げ。2011年3月11日に東日本大震災M9.0が発生する後には2011年1月14日に三重県尾鷲市沖で水揚げされている。

 この他2003年8月7日静岡県沼津市御前崎沖の駿河湾に水揚げされた後の9月26日十勝沖地震M8.0が発生。2003年9月3日神奈川県真鶴町に打ち上げされた後10月26日に福島県沖地震M7.1が発生など、他にもメガマウス水揚げ後の地震の例は多い。

 ではサメと地震予知の関係についてであるが、まずサメの頭部にはロレンチーニ器官という特別な身体部位がある。これは微弱電流を感知することができる器官で、他の魚の発する微弱な電流を感知して餌を探すと言われている。この器官はメガマウスにも発見されている。

 しかしながら地震と電流の関係については今のところ科学的には証明されておらず、可能性ないしは説の段階である。

 しかし大災害前の動物たちの異常行動は他にもよく見られていることではあり、自然環境の変化を察知する、人類の計り知れない能力を持つ動物たちの行動から、今後さらに有益な情報が得られることを期待するものである。

写真:日本に残る「鯰絵(なまずえ)」。かつて日本では地震は大ナマズが引き起こしたものと考えられていた。「メガマウス」にも似ている?

文:水木ノア(山口敏太郎事務所)

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