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EXILEが世界進出の背景にジャニーズの衰退

 EXILEや三代目J Soul Brothersらが所属する芸能事務所「LDH」が23日、世界進出することを公式ホームページで発表した。

 来年元日から現在はLDHの社名を「LDH JAPAN」に変更。米国、欧州、アジアにそれぞれ「LDH USA」、「LDH EUROPE」、「LDH ASIA」を立ち上げるが、それぞれ拠点となる国や都市は現在検討中。LDHの所属アーティストと現地アーティストとのコラボや世界ツアー開催などを模索していくという。

 クリエイティブ・リーダーに就任したHIROは「まだまだ未熟な僕らですが、“ディズニー”や“ユニバーサル”のような世界中の人が楽しめるエンターテインメントを生みだせる会社をめざしたいという夢がある」と目標を明かしている。

 この壮大のプロジェクトが成功すれば同社は、まさに世界的なエンターテインメント企業に成長。EXILEや三代目J Soul Brothersも世界的なグループになるはずだが、この背景には、ある事務所の衰退があると分析するのは業界関係者だ。

 「これまで男性タレントの育成はほぼジャニーズの独擅場であった。そのため本格的な男性グループはジャニーズ以外、成功したことがない。しかし、毛色は違うものの、その状態を打破したのがEXLEなど一連のグループ。そのジャニーズが今、SMAPの解散騒動で、業界内での力が衰えている今、さらにその先に進もうと考えているようだ」

 ただ、意気込みとは逆に、「EXILE関連で一定の評価をされているのは、歌とダンスだけ。しかも国内レベル。演技やバラエティなどの力はまったくなし。失笑しかされていないのが現実」と業界内での厳しい意見もある。

 まずは“世界”と言わずに、国内で打倒ジャニーズに専念するのが良策なのかもしれない。

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