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『龍馬伝』効果現れず!! ミュージシャン・福山雅治のセールス伸び悩み

 今年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』だが、話題作りによるプロモーション戦略はひとまず成功したのではないかと、業界内部でもっぱらの評判である。TBSで放送され、人気を博した『JIN -仁-』における龍馬役・内野聖陽と、福山雅治演じる龍馬との比較論争がネットで巻き起こり、中高年においては司馬遼太郎の『竜馬がゆく』との相違点などが話題となり、結果的に好調な視聴率を維持している。
 具体的に数字を見ていくと、初回(1月3日放送)の視聴率が23.2%であり、第2回(1月10日放送)の視聴率は21.0%と落ちたものの、第3回(1月17日放送)の視聴率は22.6%と盛り返し、第4回(1月24日放送)の視聴率は、福山雅治の上半身ヌードという話題もあってか、23.4%と最高視聴率を記録した。さらに、第5回(1月31日放送)の視聴率は24.4%と、最高視聴率を更新した(ビデオリサーチ調査、関東平均)。

 これらの視聴率を後押しする幾つかの話題の中で最もホットな論争は、岩崎弥太郎のビジュアル問題である。『週刊朝日』(2010年1月29日号)の記事によると、香川照之扮する『龍馬伝』の岩崎弥太郎があまりに汚すぎると、三菱の関係者から不満が出ているというのだ。憶測で書かれた記事ではないかというネット上での意見もあったが、事実である可能性もありうる。それを裏付けるように、1月6日に開催された三菱グループの首脳とOBが集まる賀詞交歓会では、NHKの大河ドラマ『龍馬伝』での岩崎弥太郎像に対し、賛否両論の意見が飛びかったといわれている。
 これら一連の動きに対し、ネットにおいて「幕末の地下浪人なら、あれぐらいの身なりである」「ドラマの演出に関して不満を述べるとは器が小さい」と反論が噴出し、結果的に『龍馬伝』への注目度が集まるという、意外な結果を生み出したのだ。

 このように様々な話題に溢れる『龍馬伝』だが、その恩恵を受けられず不満を述べている関係者もいる。実は、福山雅治の本業であるCDセールスの数字が思ったように伸びていないのだ。『龍馬伝』による特需を期待した関係者の中には、俳優・福山雅治の人気と、ミュージシャン・福山雅治の人気は別物と断言する者さえいる。福山雅治の新曲に関しては、『龍馬伝』の視聴者である男性を取り込む「渋い大人の楽曲」がプランニングされていると、音楽関係者の間で囁かれているが、果たして年末の紅白に向けて、新たな男性ファンを取り込んだミュージシャン・福山雅治の蘇生が果たせるのであろうか。

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