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M-1敗者復活、スーパーマラドーナを襲った不幸

 12月3日に『M-1グランプリ2017』(テレビ朝日系)が放送され、ラストイヤーのとろサーモンが優勝を果たした。数多くの名場面が生まれたが、中でも注目を浴びたのが、敗者復活を果たしたスーパーマラドーナだろう。下馬評も高く、今年の優勝候補と目されていたが、かまいたちと並ぶ4位タイの結果となった。

「スーパーマラドーナは、ボケの田中一彦とツッコミの武智からなるコンビです。ひ弱キャラの田中のキモいボケに、ヤンキーキャラの武智がハードなツッコミを入れることで知られています。実力派コンビとして知られるも、なかなか目が出ませんでした。さらに、武智が追い込みすぎたため田中が失踪。2007年に1度解散するも、翌2008年に『マラドーナ』を『スーパーマラドーナ』にあらため再結成を果たしています」(放送作家)

 スーパーマラドーナは、10年ぶりに復活した『M-1グランプリ』において2015、2016年の2年連続で決勝進出を果たしている。特に、2016年は3位となり注目が集まった。だが、間もなくして不幸に見舞われる。

「『M-1』放送の約1週間後に、武智が同期のNON STYLEの井上裕介の車に同乗し、当て逃げ事故の現場に居合わせてしまったのです。武智はのちに『下がり上がり』(フジテレビ系)に出演し、事件の様子を語っています。タクシーと接触したかもしれないので、確認した方がいいのでは、と井上に告げるも、そのまま走り去ってしまったので、あの時、強く求めればよかったと悔やんでいました。事件の余波で、仕事はすべてキャンセル。空いた時間を利用して相方の田中は新婚旅行へ出かけたそうです」(前出・同)

 井上は涙の謝罪会見を開き、謹慎期間を経て、現在は芸能活動を再開している。一方の武智はといえば、謝る立場でもないため、何となく事件を引きずったままとなっている。その影響を払拭するリベンジの年だっただけに、4位の結果は不本意であったかもしれない。

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