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「やるからにはどこにも負けない!」満を持してメジャー進出するPassCodeの本気度

 アイドルグループ「PassCode(パスコード)」が、8日(月)、東京・お台場のZepp DiverCity TOKYOで、ワンマンツアー「PassCode VIRTUAL TOUR 2016」のファイナル公演を行った。アンコールMCでは、10月26日にユニバーサル・ミュージックから、ついにシングルメジャーデビューすることが発表された。勢いに乗るPassCodeは、ニューシングルをひっさげ11月から全国11か所でバンドセットでのワンマンツアー行う。全編初のバンドセットで臨んだこの日のライブでは、アンコール含め19曲をパフォーマンス。詰めかけた満員のハッカー(=ファン)を熱狂させた。

 5月に発売されたセカンドアルバム「VIRTUAL」のセールスも絶好調だったPassCode。今回のメジャー進出の流れは“満を持した”という印象だ。発表を終えたメンバーの南菜生が「きょうは泣かんぞと思ってきた」と言うと、すかさず今田夢菜が「(会場に到着した)1時ごろには泣いてた」とツッコむ場面も。

 また、今田は「ぎゅっと期間が詰まったツアーでタイヘンだったけど、それだけに来てくれたハッカーの気持ちが伝わった」と今回のツアーを振り返る。実は数日前のイベントで足を負傷し、直前に出演した「TOKYO IDOL FESTIVAL 2016」では十分な動きができなかっただけに、その悔しさをファイナルで晴らすかのような渾身のパフォーマンスだった。

 メジャー進出することについて、高嶋楓は「メジャーに行かせていただくことになったんですけど、今までと変わらず楽しいライブを作っていきたい」。また、「素直にうれしい気持ちしかない」と言う大上陽奈子も「どんなことがあっても、メンバーとハッカーとともに、もっともっと上を目指していきたい」と抱負を語った。南も「正直に言うと今の時代、メジャーに行っても意味がないと言われることもたくさんあって、不安に思うファンもいることだと思いますけど…」と前置きしたうえで、「PassCodeは、止まらずに上へ上へ進んでいくので、みなさんついてきてください。やるからには、どこにも負けたくない!」と高らかに宣言した。

 バンド形態という、ひとつのアイドルとしての“発展性”を見せたPassCode。バンドとの一体感は秋のツアーでより一層強くなってくるに違いない。メジャーデビューはPassCodeにとって通過点に過ぎないのかもしれない。

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