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2015年、ジャニーズJr.のホープ

 『第65回 紅白歌合戦』の白組トップバッターを務めた、Sexy Zone。披露した最新ナンバー『君にHITOMEBORE』ではマリウス葉と松島聡も加わり、久しぶりに初期の5人がそろった。だが、マリウスと松島は、フロントメンバーの中島健人、菊池風磨、佐藤勝利と衣装が異なり、歌唱パートもなく、扱いはバックダンサー。ファンにとっては、大きなシコリが残った。

 しかしその裏で、新たな萌芽があった。デビュー前のジャニーズJr.ながらも、マリウス&松島と同じポジションを与えられ、格段のVIP待遇を受けた関西ジャニーズJr.がいたのだ。平野紫耀と永瀬廉だ。

 平野&永瀬がフィーチャーされだしたのは、昨秋あたり。ジャニーズアイドルが音楽番組で歌う際はバックダンスを務め、メインアーティストの真横という格好のポジションを奪取。カメラのワンフレームで収まるこの位置は、次期ポストが約束されたJr.の1〜4人にしか与えられない、貴重な地位。古くは近藤真彦の時代から、このポジションをゲットできた者はのちに歌手デビューをはたし、SMAP、TOKIO、KinKi Kids、V6、嵐、KAT-TUN、タッキー&翼などがその慣習をなぞってきた。

 手足が長く、小顔で、細身。現役高校生。歴代ジャニーズの売れる要素をすべて手に入れた文字通りのエース。そろって『まいど!ジャーニィ〜』(BSフジ)にレギュラー出演中で、関東Jr.の高橋海人とのトリオでは昨年、Kis-My-Ft2・玉森裕太主演のミュージカル『DREAM BOYS』に大抜てきされた。現在パフォーマンスを発表している『ザ少年倶楽部』(BSプレミア)でも、ソロのコーナーも増えた。平野は、13年にサーティーワンアイスに仲間のJr.とともに出演。翌14年には、ドラマ『SHARK』(14年1月期/日本テレビ系)で、ドラマ初出演ながら初主演という高待遇を受けている。

 すでに、アイドル雑誌の表紙も飾り、バックダンサーとしての技術も上がっている、平野&永瀬。次期歌手デビューにもっとも近い距離にいるふたりは15年、どこまで伸びるのか、期待がかかる。

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