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上原さん生前番組放送でもミソつけた日テレ

 自殺したグラビアアイドル上原美優さん(享年24)の収録済み番組放送について、テレビ各局の反応が分かれている。なかでも、顔にモザイクをかけ番組を放送した日本テレビの対応がひどいとインターネット上などで批判が噴出している。

 上原さんが生前に収録していたフジテレビ系「センスの神様<金キラ☆ナイト>」は14日未明に放送されたが、番組では冒頭に「この番組は2011年5月1日に収録されたものです」とのテロップを入れた。自殺後に改めて編集されたのだろうか、上原さんの出演シーンは少なめだった。

 また、14日夜放送のTBS系「飛び出せ!科学くん」では、都内で食べられる野草を探すロケ風景をそのまま放送したが、番組終了後のテロップや番組HPで、フジテレビ同様に収録日を公表し「上原さんの出演部分の放送に関しましては、スタッフ一同、非常に悩みましたが、上原さんが子供のころから培った自然への気持ち、そして、その自然のすばらしさ、楽しさを視聴者の皆様に伝えようとする姿を尊重し、番組では、所属事務所の了承の元、上原さんが明るく素朴な人柄で撮影にのぞんでいただいたシーンを、放送させて頂きました。上原美優さんのご冥福を心からお祈り申し上げます」と放送の経緯を説明している。放送では、しょこたん(中川翔子=26)と都心に生えていたゼンマイなどの野草を嬉々として採取していた。

 一方、ミソをつけたのが日本テレビ。13日夜の日本テレビ系「一攫千金オークション!! 世界☆ドリームワーク〜カラダを張って稼ぐぞSP」では。上原さんが出てくるシーンは極力カットされ、全体が映る引きの映像では、顔やネームプレートにモザイクがかけられたのだ。これには視聴者から批判が噴出、ネットなどでは「上原さんがかわいそう」「収録日をテロップで入れればすんだことなのに」との書き込みが相次いだ。

 テレビ局関係者が残念がる。

 「日本テレビはバラエティー番組などで頻繁に上原さんを起用していたんです。今回の放送だって、ゲストのひな壇にはお笑い芸人ばかりだった。むさくるしいところに上原さんを同じひな壇に並ばせることで番組としてのアクセントをつけやすかったんです。上原さんも仕事を選ぶことなく収録に臨んでくれることから使いやすかったんですよ」。

 日本テレビにとって上原さんは「酷使」しやすかったタレントだったようだ。テレビ局関係者は続ける。

 「2010年2月に行われた東京マラソンに上原さんを走らせたときだってそうですよ。キー局が持ち回りで幹事社をやるんですが、あの年は日テレだった。一般のエントリーは競争率何倍もあろうかという『プラチナ・マラソン』に、社の方針で局アナやお笑い芸人などをどんどんエントリーさせた。上原さんにも、ろくに練習もできないのは承知の上でオファーを出したと聞きます。まったく、いいように使われた感じ(25キロ地点で制限時間オーバーによりリタイア)。そんな日テレが自殺したからといって上原さんをモザイク処理とは…。あまりにも…ですよねえ。最近の日テレは社内のゴタゴタが番組制作にも反映されてるんじゃないかと思いますね。こじんまりしてしまったというか官僚的になってしまったというか」

 視聴率低下や社員の収入激減報道がなされるなど凋落ぶりがささやかれている日本テレビ、「貧すれば鈍する」ということなのか。

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