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キャバクラ嬢「お持ち帰られ物語」第十二夜

 以前に、タクシー運転手と思わぬアフターをしてしまったコの話をしたが、同じような体験談を持つ、さらなる強者がいた。本人の希望でお店の場所は公表できないが、都内の『L』というキャバクラに勤めるマリ嬢だ。茶髪のロングヘアーを思い切り盛った、いかにもキャバ嬢タイプの女のコ。やや童顔で小悪魔的な表情が印象的なので、10代と言われても違和感はないのだが、実は今年26歳になる大人のオンナだ。「実年齢よりは若く見られるから、ルックスで得してるところはあると思う(笑)」というマリちゃん。一体どんなことをしているのかというと、「お店から家まで、タクシーでだいたい1万円かからないくらいなんだけど、着いたら財布の中を探すフリをして、お金が足りないって言うの」その演技のために、わざと5千円だけ入っている財布を用意しているというから、他人事ながらタチが悪い。運転手さんも、さぞ困るだろうにと心配してしまうが、「たいていは、『あるだけでいいよ』って、仕方なく諦めてくれる」というから、可愛い女のコというのは、それだけで得な生き物なのだなと感心する。

 もちろん、いつでもこの手が通用するわけではない。どうしても折れない運転手のときや、警察に行くことをチラつかせられた場合は、「家にあるか探してきますって言って、しょうがないからちゃんと払う」 と、当たり前のことなのに、少々ムクれた様子で話すマリちゃん。また、やはりカラダを要求されるケースもあるそうで、「人によって『口でいいから』とか、色々いますよ。そのときの気分にもよるけど、いいかって思ったら、ホテルに行きます」と、あっけらかんと語る。話しぶりから、そんな体験が何度もあったことはよくわかるが、立派に無賃乗車の常習犯という意識はあまりないらしい。「中には『お金ないときはここに連絡して』って、迎車用の連絡先を書いた名刺をくれた人もいて、何度かお願いしてる」のだとか。なんとも始末の悪い女のコなのだが、よく考えてみれば、アフター用のアッシー君を囲っているだけ、という見方もできる。そう考えれば、ご褒美がある分、運転手さんは普通のお客さんよりもラッキーなのかも?

*写真は本文とは関係ありません

【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/

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