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W杯 敗退した国から聞こえてきた“すべらない”話

 W杯南アフリカ大会は2日から勝ち残ったベスト8の国々の戦いがスタートし、グループリーグで日本に勝ったオランダがブラジルに2-1で勝ちベスト4に進出。栄冠に一歩近づいた。

 そんな中、グループリーグで敗退した各国から聞こえてきた“すべらない”話をまとめてみた。
 まずは06年ドイツW杯の覇者イタリア。連覇を期待されながら、36年ぶりの1次リーグ敗退を喫し、リーグ最下位というおまけ付き。帰国後は空港でファンから“手荒すぎる”歓迎で迎えられると思われたのだが…。
 早朝のローマの空港では約20人に罵声を浴びせられただけで、居合わせた観光客からサインを求められるひと幕も。ミラノの空港にはファンの姿さえなく、もはや国民は無関心だった。MFガットゥーゾは「人生で最悪の出来事の1つ」と敗退を嘆いた。
 セリエAの八百長騒動以来、サッカー人気が年々衰退しているイタリアだが、今大会の結果が人気衰退に拍車をかけそうだ。

 ドイツW杯はイタリアに敗れ準優勝のフランスも最下位で1次リーグ敗退。
 第2戦のメキシコ戦ではエースのFW・アネルカがドメネク監督に暴言を吐きチームを追放されたが、チームメイトはアネルカに同情し練習をボイコットしチームは空中分解したが、敗退の責任はほぼ監督にあり。
 なんでも、ドメネク監督は星占いでメンバーを選出。「チームにさそり座の人間が2人いると互いを殺し合う」が持論で今大会のメンバーでさそり座は1人というテキトーぶりだった。

 ブラジル、ポルトガルと同じ“死のグループ”に入った北朝鮮は初戦のブラジル戦で2-1と大健闘。ところが、続くポルトガル戦では0-7と歴史的大敗を喫したものだからさあ、大変。
 大会前からささやかれていたことだが、日本の某テレビ局に出演した某北朝鮮評論家いわく「監督は国の面目を潰した責任で、炭坑送りになり朝6時から夜11時の過酷な労働を日に3回のトウモロコシのスープだけで強いられる」。
 キム・ジョンフン監督はメディアに対して「予選突破はできなかったが、懲罰を受けることはない」と明言したが、果たして将軍様のご決断は?

 高い身体能力で90年代のサッカー界を席巻した「スーパーイーグルス」ことナイジェリアだが、最下位で1次リーグ敗退。
 このふがいない結果になんと国が動いた。同国のジョナサン大統領のスポークスマンは代表チームに今後2年間、すべての国際大会に参加しないよう命じたことを明らかにした。
 国際大会への参加停止の決定は、代表チーム再建のためで、監督の雇用状況や代表チームに掛かった費用なども監査される見通しだという。対外試合をこなさず、どうやってチームを強化するかが見物だ。

 最後に、ベスト16進出というある意味予想外の結果を残した日本から。
 岡田武史監督は今大会で退任する意向を表明したが、青森県八戸市を中心に発行されている朝刊紙「デーリー東北」は1日付け1面でこのニュースの記事を「岡田首相 退任の意向」と誤った見出しを掲載してしまった。
 同社によると、当初メーンを「日本代表きょう帰国」、サブを「岡田監督 退任の意向」としていたが、レイアウトの担当責任者がメーンとサブ見出しの入れ替えを指示。その際に「岡田首相」と誤入力してしまったが誰も気づかず。
 印刷開始から約40分後に気づき修正したが、発行部数10万5000部のうち、5万部が間違ったまま配達されたという。
 日本の岡田姓で首相の座に最も近いのが民主党の岡田克也外相だが、この見出しに苦笑か?

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