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兵庫県警・裏韓国エステ摘発の全貌

 兵庫・加古川で“本番あり”の裏韓国エステが摘発された。13日までに兵庫県警生活環境課などが売春防止法違反(周旋)などの疑いで逮捕、送検したのは、いずれも中国籍で個室マッサージ店の女性経営者・董麗風(29)と男性店長の陳華(31)、マッサージ嬢の李雷(27)の3容疑者。
 調べによると、董、陳両容疑者は4月22日午後7時ごろ、JR加古川駅近くで経営する韓国エステ「さくら」店内で39歳会社員に李容疑者を紹介し、売春をあっ旋した疑い。風営法違反(禁止区域営業)での家宅捜索で売春が発覚した。

 「3月初めに匿名で、董容疑者が近くで経営する別の韓国エステ『エンジェル』で本番行為をやっとるというタレ込みがあって内偵捜査を進めていた。捜査員が店前で張り込んでいたところ、初めてみる顔の李容疑者と男性客が入ったので、時間を置いて踏み込んだらヤッていた。李容疑者はこの日に来日したばかりで初めての客だった。運が悪いというか何というか…」(捜査関係者)
 女性従業員は両店を掛け持ち。システムは30分5000円から60分1万5000円と最高額のVIPコースが1万8000円。店とマッサージ嬢が折半する契約を結んでおり、昨年5月以降、両店舗で計約1500万円を荒稼ぎしていたという。李容疑者はVIPコースの取り分9000円1発で逮捕となった。
 兵庫県内の歓楽街には三宮、姫路、尼崎の3大地区があり、賑わい度で加古川は2番手組。同県警は違法風俗やカジノ賭博、強引な客引きなどの歓楽街対策に力を入れている。前出の捜査関係者は今回の摘発を「非常にオーソドックスなケース」と話した。

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