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COP10にキリンがいた?

 名古屋で開催されているCOP10(国連生物多様性条約第10回締約国会議)で個性的な歌声を張り上げているキリンを発見した。
 そのキリンの正体は、フレディ水幡という思想芸人であった。頭にはキリンのかぶりもの、キリンの縞模様をあつらえたジャケットにパンツ、そして車椅子には金のシャチホコをデザインしたカバーが付けてあり、「生物多様性はダーウィン思想と相容れない」とロゴが入っていた。かなりハードコアな主張だ。

 イベント会場は穏やかな雰囲気だったが、キリンの出で立ちをしているフレディ水幡がパフォーマンスをする周辺は何ともいえない空気が漂っている。会場に訪れる人々も不思議そうに眺めていたのが印象的だ。

 一心不乱に歌っている姿に筆者は一瞬、躊躇したが、勇気を振り絞って彼に話を聞いてみることにした。
 フレディ水幡は進化論研究者という肩書で「人類はメイティング・コミュニティだ」という主張があり、「ダーウィンの説」に否定的なスタンスを取っている。

 日本進化学会・日本生態学会・日本霊長類学会・日本人類学会とは対立的な立場にあるようで、論文発表等のイベントには立ち入ることができないと話す。(※以前は関わることが出来たそうだが、現在は断絶状態にあるという。)
 ネット上でもバトルを繰り広げているらしく、フレディ水幡とは関わらないほうが良いという書き込みが見られた。  フレディ水幡いわく、「個人ではなく、組織が動いている」とのことだ。

 彼から話を聞いた後、あまり無茶をしないようにと伝えたが、たぶん止まらないだろう。独特なパフォーマンスを繰り広げて論争を巻き起こすフレディ水幡の行く末はどうなるか注目したい。  

※注:この記事はCOP10の会場にいたキリンを取り上げたものであり、ダーウィンの説を問うものではありません。

※フレディ水幡氏ホームページ
http://homepage3.nifty.com/neo-imanishi/

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