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名古屋市に出没したニホンザルの注意点とは?

 名古屋市でニホンザルが住宅街に出没しているという情報が寄せられている。
 6月17日に同市守山区上志段味で目撃され、6月23日に天白区一つ山で一頭が現れたのが最後の情報だ。

 ニホンザルを目撃した場合の対応について、市役所の緑政土木課に話を聞いてみた。
 「猿があちこちに移動しているので、名古屋市の健康福祉局食品衛生課や緑政土木局農業技術課が取りまとめていますが、今後は特に目撃情報を寄せていただく必要はありません。あまり騒ぐと窓口に情報が殺到してしまいます。危害が加えられないうちは、騒ぎ立てないようにお願いします」

 名古屋市東山動物園の担当者に、ニホンザルの生態や注意点について聞いてみた。

 Q:ニホンザルに遭遇した場合は?
 A:万が一、遭遇した場合は餌をあげないことです。ちょっかいも出さないでください。彼らは、からかわれていることを理解する動物です。近づいてきたら手を叩いたり、声を上げたりすれば猿は逃げていきます。今回の情報では人を襲ったり、食べ物が盗まれたといった被害は出ていません。

 Q:ニホンザルはどのように移動しますか?
 A:家屋のベランダや屋根をつたって移動しているだけです。(街中は猿にとって)自然の一部ではないでしょうか。

 Q:目撃情報以外でわかっていることは?
 A:群れから離れて一頭だけで歩き回る猿はオスのケースが多いと思われます。写真だけを見させて頂いたのですが、残念ながら雌雄の確認ができていません。比較的若い個体というのだけはわかりました。自然に山に帰るのを見守るのが一番ですね。

(取材:ドラゴン・ジョー 山口敏太郎事務所)

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