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ゆるキャラ界にも擬人化萌えブーム到来か!?

 もはや文化庁公認の国家事業となりつつある「萌え産業」。先進国の中でも存在感の薄まっている日本にとって、唯一優位性を保っている分野とも言える。
 特に最近では小惑星探査機「はやぶさ」を少女に擬人化した「はやぶさたん」フィギュアが発売されたり、イタリアやドイツなど世界中の国を擬人化したコミック『ヘタリア』がブームとなりアニメ化までされた。いわば萌え産業の中でも「擬人化」は特に注目度の高いジャンルなのである。

 そしてついに、ゆるキャラ界にもその波が押し寄せようとしている。
 大崎駅西口商店会というローカルな商店街のマスコット「大崎一番太郎」の擬人化が登場。擬人化を担当した漫画家・赤井里美氏のブログによると、キャラクターの作者と偶然知り合ったことがきっかけであるという。
 これまでも「ひこにゃん」など有名キャラの擬人化が、イラストSNSサイト「pixiv」などに投稿されたことはあったが、プロの漫画家によるオフィシャルな擬人化はこれが初めて。しかも赤井里実氏はかつて紗夢猫というペンネームで『FARCE!』『魔法使いTai!』などを手掛け、その魅力的なキャラクターデザインには定評がある。

 擬人化キャラは設定年齢6歳というショタ・キャラ※。大抵、萌え擬人化は少女と相場は決まっているものだが、かなり作者の趣味嗜好が含まれていると思われる。しかし、ゆるキャラファンには女性が多く、ニーズには非常にマッチしているはずだ。
 実物とは似ても似つかない愛らしさだが、全体の色合いやお腹の山手線マーク、そしてベレー帽など、必要な要素がきちんと盛り込まれ、オリジナルの持つ地域性あふれるデザインが再現されている。

 すでに「あきたこまち」などに代表される「ご当地萌えキャラ」なるものは存在するが、単なる女の子というだけのキャラも多くご当地性に欠ける部分があった。その点、ゆるキャラにはすでにその土地ならではの名産が盛り込まれており、町おこしには単なる萌えキャラ以上の効果が見込まれる。
 今後、擬人化ゆるキャラによる地域振興に期待したい。

※ショタ・キャラ=ショタはショタコンの略。『鉄人28号』の主人公・正太郎君が起源と言われ、幼い少年に愛情を注ぐことを「正太郎コンプレックス」と呼ぶ。

◆赤井里実ブログ 赤い木の実
http://ameblo.jp/s-akai/entry-10926404277.html

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