肥留間正明の芸能斜め斬り 川田亜子アナ自殺の裏側
「今回の件につながる理由が、皆目見当もつきません」
川田亜子さん(享年29)自殺のニュースに対して、冒頭の所属事務所のコメントには「そりゃないだろう」と言いたくなる。自殺の原因を所属事務所が知らないわけがないのである。逆に言えば、話せない原因があるとしか思えない。
スポーツニッポンでは「私生活では事務所関係者の男性と交際し、結婚間近といわれていたが昨年末に破局」と報じていたように、自殺との関連がウェブ上で指摘されている。さらに彼女が自殺したベンツの名義は所属事務所になっていて、TBS関係者の間で「結婚が確実」とみられていた所属事務所関係者が使っていたと報じられた。これだけの事実があるのに、「皆目見当がつかない」はありえない。
川田さんの人生のつまづきは、5年間勤務したTBSを飛び出してフリーアナウンサーとしてスタートを切ったときから始まる。彼女はもともと報道番組担当を目指し、将来はジャーナリストの櫻井洋子や安藤優子が目標だった。ところがTBS内ではバラエティーに重きを置かれ、自分のやりたかった報道番組に携わることができない。その時、甘いささやきをしたのが前述の関係者だった。
「彼はとにかくプロダクションを背景にして力があった。TBS幹部がペコペコしているのを川田さんが見れば、すごい人だと勘違いしてしまう」とTBS幹部。
川田さんは、テレビ界に絶大な影響力のある彼を頼り、タレントの道を歩み始めた。
「この男は、イケ面で物腰が柔らかく、女性タレントとの交際のウワサが絶えない。温室育ちの女性アナウンサーなどイチコロですよ」と男性アナ。だが、フリーアナウンサーになれば、しょせんはタレント扱いなのである。局アナならば何らかの仕事と給料は保証されるが、フリーアナは所属事務所があって初めて仕事が入る。局アナ時代以上に厳しい世界が待っていて、タレントには強い発言権など持つことはできない。確かに「サタデースクランブル」などで、報道に近い仕事に就いたものの、やはり局アナのように大きな番組に出演するチャンスの芽が逆に摘まれたのも大きな悩みだったようだ。そして彼女自身が、ブログの中で書いていたように、公私共にますます精神的に追い詰められていった。「私は母の日に悪魔になってしまいました」という言葉は実に衝撃的だ。まじめに自分の人生と向き合っていた川田さんは、まさに純粋培養。そのお嬢様アナは人生を翻弄されて絶望の底に転落したとしか思えない。
川田さんの密葬は28日、東京都大田区の臨海斎場でしめやかに営まれた。親族と事務所関係者がまばらに参列したように、極秘の葬儀そのもの。花形女子アナの葬儀だとするとあまりにも寂しすぎる。遺骨は親族によって故郷の金沢に運ばれたという。合掌。


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