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『半分、青い。』夢破れた主人公・鈴愛…“のだめ”作者・二ノ宮知子らが語る漫画界の実情

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永野芽郁

 NHKの連続テレビ小説『半分、青い。』の第2章に当たる「東京・胸騒ぎ編」が終わりを迎え、第3章「人生・怒涛編」に突入した。

 漫画家を目指し、東京から上京した鈴愛(永野芽郁)。幼なじみの律(佐藤健)との別れを経験しながら漫画家として単行本を何冊も出版するまでに成長したが、28歳になり才能を使い果たしたとして、漫画家をやめることに。同期のユーコ(清野菜名)、ボクテ(志尊淳)とともに師匠・秋風(豊川悦司)のもとを去り、それぞれ新しい人生に向かって新たに進んでいく場面が4日の第81話で描かれた。

 同期であるユーコはその4年前に連載漫画が打ち切りになったことをきっかけに漫画家を引退し、結婚。その際、ユーコは鈴愛に「服買っても私たちが外に出られるのは月に1度か2度。あとは漫画を描くだけ!(中略)私たちは架空のラブストーリーを作るためにいくつの自分の恋を犠牲にしたんだ?知り合っても会えない!」「オタクと一緒だ。引きこもりだ!結婚もできないし子どもも産めない!想像の世界の人になってしまう!漫画を描く機械だ」と発言した。

 また、今回の鈴愛が漫画の世界を諦めるにあたり「私はこの夏で28だ!でも結婚もしてない、恋人もいない、漫画もどん詰まり!」という鈴愛のセリフがあり、私生活を捨てて漫画のみに打ち込む若手漫画家の様子が描かれた。

 真面目に漫画に向き合っているからこその発言だが、実際に鈴愛たちとほぼ同時期に漫画家デビューを果たし、『のだめカンタービレ』などのヒット作で知られる漫画家の二ノ宮知子氏はツイッター上で「最初から漫画はそこそこで遊んでればよかったのに。。」と反応。さらに「アシ先の先生以外の漫画家の先輩たちはほぼ飲み屋でしか会ってなかったし…。遊びしか教わってない。色々な人に出会ってそれがネタになったなぁ」と二ノ宮氏は下積み時代、頻繁に外で飲み歩いていたことを明かした。

 実際に二ノ宮氏のエッセイ漫画『平成よっぱらい研究所』にも漫画家の若林健次氏やおおひなたごう氏らと飲み歩いている様子などが描かれている。この時代、プライベートを充実させていた漫画家は少なくなかった様子だ。

 「秋風ロス」もさまざまな場所から聞かれており、「東京・胸騒ぎ編」の終了に悲しみを抱いている人も多い。しかし、鈴愛が漫画家をやめて心機一転、今後はどのような展開が待っているのか。これからも注目したい。

記事内の引用について
二ノ宮知子公式ツイッターより https://twitter.com/nino0120444

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