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M−1王者まで…芸人が活躍するナレーション業界

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吉本興業 公式サイトより

 役者や脚本家、小説家としても成功を収める芸人が増えている今、意外なすき間産業がある。ナレーションだ。本来なら顔を出して出演するはずのバラエティ番組を、声だけで盛りあげる功労者だ。

 キャリアが長く、すっかり浸透しているのは、日本テレビ系朝の情報番組『スッキリ』だ。加藤浩次、ハリセンボン・近藤春菜という芸人色が濃いメインMCを中心に、キャスター、レポーター、曜日コメンテーターが脇を固めるが、そんななか、芸能・エンタメを紹介する『エンタメまるごとクイズッス』の“謎の男”が、南海キャンディーズ・山里亮太。平日金曜日だけは“謎の女”として、柳原可奈子がボイスレポーターを担っている。

 山里は頭の回転が速いことで有名だが、美声の持ち主。単発番組でもナレーションを務めることが多い。いっぽうの柳原は、専門学校東京アナウンス学院お笑いタレント科(現・芸能バラエティ科)を卒業後、現在の太田プロダクションに所属しているため、声の良さは折り紙つき。『もしもツアーズ』(フジテレビ系)では、全編ナレーションを1人で担当している。

 そんな柳原の事務所の大先輩にあたる神奈月も、ものまね以外にも、ボイスレポートの才能がある。今週、5年も交際している一般女性がいることが写真週刊誌に報じられた嵐・相葉雅紀。彼の初冠番組『相葉マナブ』(テレビ朝日系)で、“謎の所長”というポジションについているのだ。これは、相葉にその日のテーマを発表する役目。ほかにも、制作工程なども、癒し系ボイスで届けている。

 現在オンエア中でかなりコアなのは、『激レアさんを連れてきた』(テレ朝系)。オードリー・若林正恭と弘中綾香アナウンサーが、まさに超レアな経験をした一般人をイラストやフリップで紹介していく深夜番組だ。ここで、プロの声優とナレーション枠を二分しているのは、ルシファー吉岡だ。

 マセキ芸能社所属のピン芸人で、メディア露出は少ないが、『第5回お笑いハーベスト大賞』(14年)で優勝しており、ピン芸人日本一を決める“R-1ぐらんぷり”では16年と17年に決勝戦に進出している。東京電機大学大学院理工学研究科修了後、一般企業に就職したというインテリ。芸能人オーラはないスキンヘッドだが、ネタの着眼点を支持する芸人は多い。

 単発番組も含めると、芸人が務めることが多いナレーション。すでに終了してしまった番組だが、『マツコ&有吉の怒り新党』(テレ朝系)のナイツ・塙宣之、『シルシルミシルさんデー』(同)のバカリズムなど、復活を望む声は多い。さらに、『あらびき団』(TBS系)では、とろサーモン・村田秀亮が臨場感たっぷりでお届けしていたが、M−1王者になったことによって、プレミア度が増した。12月29日、特別番組『朝まであらびき団スペシャル あら-1グランプリ2017』が放映されるが、“とろサー特需”を理由に、ド深夜レギュラー枠再獲得を実現してほしい。

 芸人の新たな魅力を発見できる声だけの仕事。18年1月の番組改編で増えるか!?

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