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競輪穴男列伝 12・6開幕全日本選抜 33バンク得意の成田和から狙いたい

 昨年から今年まで眠っていた?伊藤保文(京都・71期)。かつて村上義弘とともに近畿を代表する選手だったのだが、その面影すらないレースが続いた。
 最近は復調気味だ。口の悪い評論家には「やっと目がさめて自転車に興味がまた出てきたね」といわれる。先行良し、まくり良しのタイプは、村上以上の評価さえあった。
 今年も7月、9月と病欠して完調にもっていくのに苦労しているが、久留米共同通信社杯では石橋慎太郎(静岡)武井大介(千葉)の南関ラインがぶんぶん行く展開で伊藤はバック8番手。だが、そこからまくって11秒4のラップで3着に届いた。この脚が本当の伊藤の力。番手を回れば同県の稲垣裕之を軽く追い込んで1着。稲垣が永井清史(岐阜)や渡部哲男(愛媛)を叩くのに脚をつかったが、1車身1/2も追い込んでいる。
 一時ほどの先行の粘りのない村上にくらべると買い目はむしろ伊藤のほうにある。前をとって中団を単騎で回れば必ず1コーナーから仕掛けるレースぶりは、そろそろ蘇ってくるといっていい。

 成田和也(福島・88期)は不思議な選手だ。北の追い込みに切り替わったことは確かで、今年の寛仁親王牌も昨年に続いて優勝に参加した。
 それも準決では大ギアの同県・同期の山崎芳仁をタイヤ差とはいえ33バンクの前橋で追い込んだのだから凄いのだが、ポイントは120点もありながら優勝回数は1回しかない。FI戦でも決勝2着が多く、近況の21戦でも1着7回、2着は8回だが3連単の絡みはゼロだ。2車単ファンには泣いて喜ぶ成田の走りだが、3着0は3連単ファンには「おいおい」ということになる。
 追い込みの切れはコース獲りのうまい兵藤一也(群馬)や山口幸二(岐阜)のほうが上とみられているが、そうは思わない。切れは彼らより上だ。
 ただ、成田には北のしがらみが強い。組み合わせではいつも3番手を回らされる不利があるからで、番手を回せば成田が差せない先行は一人もいないだろう。
 それにレースにも遠慮がある。北ラインが主導権をとっても3番手で前が踏んでから踏むタイミングの遅さがある。
 全日本選抜の特選27名に成田が入ったが、もうそろそろ番手を回らせてもらい、GI、GIIは軽く制覇した山崎に替わり、チャンピオンになってほしい。
 今回は33バンク並の西武園が決戦の舞台。前橋33は大得意の成田から流してみようと、今から楽しみにしている。追い込み選手の先行に対する遠慮はわかるが、切れのある成田のまくりが見たいものだ。

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